春の花粉が落ち着きはじめたこの時期に、是非おススメしたいのが「網戸と窓掃除」です。
一見汚れていないように見えても、網戸や窓の屋外には花粉やPM2.5などのさまざまな粉塵、室内には冬の間にファブリックや衣類から出た細かいハウスダストが大量に付着しています。
今回は、細かい汚れもしっかりと上手に落とす窓掃除の方法のコツをご紹介します。
窓掃除に適した天候
窓掃除に適した条件は「曇天(または朝の早い時間か夕方)」「風のない日」です。
曇りの日は湿度があるので粉塵が舞い上がりづらく、水滴の乾きも遅いため水あとが残りにくいからです。
日光の反射も少ないので汚れを見つけやすく、仕上がりのチェックもしやすくなります。
また強風だと濡れた窓に粉塵が付着しやすくなり、ホコリを吸い込んでしまうため、なるべく風の少ない日を選びましょう。
網戸掃除の手順とコツ
窓掃除の基本は「網戸 → 外側窓 → 室内側窓」の順番です。
汚れている外側から、きれいな室内側の順でやると拭き残しのチェックがしやすくなります。

ホコリなどの粉塵が室内に入らないように窓を閉め、網戸の掃除を開始します。
まず、掃除に取り掛かる前のワンステップ「プレ掃除」として、全体に柔らかいブラシをかけます。おすすめは洗車用ブラシ(※)です。
網戸を傷つけず、ブラシの先端が網目に詰まった汚れを掻き出します。
※ホイール・下回り用ではなく、ボディ・ガラス用の柔らかく傷つきにくいブラシを選んでください。
粉塵が舞い上がるのでマスクをして風上に立ち、上から下に汚れを払っていきます。
細かい溝に溜まった砂も払い落としておきます。
このひと手間で、水を使っても真っ黒になるのを防ぐことができます。

バケツに水を入れ、柔らかいスポンジにたっぷりと水をふくませ網戸全体を水拭きします。
水を浸透させて汚れを浮かせるためです。
水に台所用中性洗剤を数滴入れて混ぜ、スプレーボトルに入れたものを作ります。
スポンジにたっぷりスプレーしながら洗剤で洗い拭きをします。
中性洗剤はアルミサッシの変質を気にせず安心して使用できます。
網目に沿って縦方向→横方向を拭きます。スポンジを押し付ける様にせず、軽く浮かせながら拭くのがコツです。
外側の窓掃除の手順とコツ

外側の窓は小石や固い汚れが付着していることがあります。そのまま拭き掃除をするとガラスを傷つけることになるので、洗車ブラシで表面のホコリを払いながら傷つきやすい汚れがないかチェックします。

網戸と同じように水を含んだスポンジで水拭きをし、中性洗剤スプレーを窓全体にたっぷり吹き付けて、スポンジで上から下に向かって洗い拭きをします。

スクイージーは一回かける度にゴムにつく洗剤を拭きながらかけると筋が残りにくくなります。最後は下に溜まった洗剤と窓の四隅に残った水気を拭き取ります。
室内側の窓掃除の手順とコツ

室内を拭くときは、カーテンを束ね窓の下に古タオルなどを敷いて養生します。

最後に外側、内側が綺麗になった状態で斜め下から見上げるようにして拭き残しや汚れがないかチェックします。
拭き残しがあった場合は、乾いたマイクロファイバークロス(毛羽が残りにくい毛先の短いタイプがおすすめです)で拭き取り終了です。
まとめ
スポンジ+バケツの水、スプレーボトルを使うと周囲に水が流れることがないのでマンションなどの集合住宅でも簡単に窓掃除をすることができます。
また水の使用量もおさえることができるので水道料金の節約にもつながります。
大掃除をしてから窓掃除はしていない・・という方は是非、今のタイミングでやってみてください。梅雨が来る前の心地よい季節を満喫するためにも、窓のお掃除はおススメですよ!


