掃除機能付きエアコンもお手入れ必須!3つの汚れポイントと自分でできる掃除方法

自動掃除機能付きエアコンが稼働しているところ

いよいよエアコンが活躍する季節が到来しました。

ところで、ここ数年自動お掃除機能付き」のエアコンが普及してきました。
「自動」という言葉はエアコンのお掃除から解放されるイメージですが、果たしてその掃除力はどこまで信用してよいのでしょうか。

そこで今回は、エアコンの汚れやすいポイントと、気になる「自動お掃除機能付きエアコン」の掃除能力から、ご家庭で出来る範囲での効果的なお手入れ方法をまとめてみました。

エアコンはここが汚れやすい!3つのポイント

エアコンには、汚れやすいポイントが主に3つあります。この3つの汚れポイントを知ることは「自動お掃除機能」の掃除力について知ることにもつながります。

汚れやすい3つのポイント
  • 外部からの汚れ「フィルター」
  • 内部の汚れ「熱交換器」と「送風ファン」
  • 出口の汚れ「吹き出し口」

外部からの汚れ「フィルター」

エアコンのフィルターを取り外しているところ
外から空気を取り入れる際、ほこりや菌等が内部に入るのを予防するため、本体表面に「フィルター」が設置されています。
ハイシーズンはあっという間に埃が付着してしまうので、小まめなお手入れが必要になる場所です。

内部の汚れ「熱交換器」と「送風ファン」

熱交換器と送風ファンを説明するイラスト
取り入れた空気を冷やしたり(冷房)、暖めたりする(暖房)「熱交換器」は、数ミリ単位のアルミフィンの間を空気が循環するため、埃や汚れがフィンの間に付着しやすくなっています。
特に夏場は結露が起こりやすくなっているため、湿り気を帯びた汚れとなりカビの発生原因になります。

送風や室内の空気を循環させる「送風ファン」は、キッチンのシロッコファンを横に伸ばしたような形状で、フィンの隙間に汚れがたまりやすくなっています。

出口の汚れ「吹き出し口」

汚れがつきやすいエアコンの風の吹き出し口
吹き出し口」は、エアコンの風の出口です。
熱交換器を通ったハウスダストや汚れの通り道でもあるため、汚れが付着しやすくなっています。
また、ここに汚れが付着していると風と共に室内に拡散してしまいます。

3つのポイントの掃除機能とお手入れ方法は?

それぞれのお手入れできる箇所について、掃除機能とお手入れ方法をまとめました。
お手入れをする前は、必ずコンセントを抜いて、足場の安全を確保してから取り組んでください。

3つのポイントの掃除機能とお手入れ方法
  • フィルターの掃除機能とお手入れ方法
  • 熱交換器と送風ファンの掃除機能とお手入れ方法
  • 吹き出し口の掃除機能とお手入れ方法

フィルターの掃除機能とお手入れ方法

ホコリキャッチャーに埃を集める一般的なエアコンの自動掃除機能

一般的にエアコンの自動掃除機能とは、一定時間になるとフィルターの上を薄いヘラ(ホコリキャッチャー)がスライドして表面の埃をゴミポケットに集める機能のことです。
エアコンのフィルターに埃がたまっている様子
この画像は、ハイシーズン2か月使用後です。表面の大まかな埃は取れていますが、取り切れなかった汚れがフィルター表面や周囲に溜まっています。
ホコリを集めるポケットから出てきたエアコンフィルターの埃
ゴミポケットは埃があふれ、中にはかなりの埃がたまっていました。

取扱説明書にはおよそ「半年に1度ゴミポケットのチェックをする」となっていますが、使用頻度によっては2か月でここまで汚れてしまいます。

リビングなど毎日使用する場所は、2~3か月に1度はゴミポケットとフィルターのお手入れをするか、汚れ具合をチェックする必要があると思います。

フィルターのお手入れ方法

手順1
本体にセットしたままフィルターを吸引する
フィルターの表面を掃除機のブラシノズルで吸引しているところ
全面パネルを外し、フィルターが本体にセットされた状態のまま、掃除機のブラシ付きノズルで埃を吸引します。
フィルターをセットしたまま吸引するのは、外した時に埃が舞い上がるのを防ぐためです。
手順2
パーツを外して掃除機で吸引する
フィルターを取り外して表側から掃除機で吸引しているところ
パーツを取り外し、フィルターなどは周りが汚れないように新聞紙等の上で、フィルターの目に沿って再度優しく掃除機で吸引します。
目詰まり防止のため、表側を吸引します。
ゴミポケット等の細かいパーツも、外せるものは外してお手入れしましょう。
手順3
シャワーと洗剤で洗う
シャワーと洗剤をつけたスポンジでフィルターを洗っているところ
掃除機でも取り切れない汚れがある場合は、浴室で洗い流します。
今度は裏側から、フィルターの目の間に詰まった埃を押し出すようなイメージでシャワーを当てます。
さらに汚れが気になる場合は、薄めた中性洗剤と柔らかいスポンジを使って、フィルターを傷つけないよう洗います。
手順4
影干しして乾いたら本体に設置する
水気を拭き取り、必ず陰干しします。
しっかり乾いてから本体に設置します。

熱交換器と送風ファンの掃除機能とお手入れ方法

近年の機種は、内部汚れに着目し、熱交換器の掃除に対応したものが増えています。
熱交換器を外し直接掃除機をかけられるもの、材質に抗菌コーティングしてあるもの、表面を凍結して洗い流す高機能なものまで様々です。

ただメーカー数社に問い合わせをしたところ、いずれも「汚れの付着の抑制」という機能になるため、個人でのお手入れも別途必要という回答でした。

熱交換器のお手入れについて

熱交換器のお手入れには、次の3つの方法があります。それぞれについて説明していきますね。

周囲の埃を吸引する

熱交換器の周囲を掃除機のブラシノズルで吸引しているところ
個人でできるお手入れは、フィルターお手入れのタイミングで、熱交換器周囲に付着した埃をブラシ付きノズルで吸引する程度だと思います。

無理にお手入れをして内部の器具の破損により故障につながることも考えられますし、湿った埃を吸引することで掃除機に不具合が生じることもあります。

内部クリーン機能

内部乾燥、または内部クリーン機能を利用します。冷房後、送風や暖房機能が働き内部を高温で乾燥させてカビの発生を抑制する機能です。

殺菌はできないのですが、湿度を下げることでカビの発生を防ぐことができます。冷房運転の際は小まめにこの機能を利用しましょう。

専門業者による洗浄

メーカーに問い合わせたところ、高機能機種のエアコンであっても使用頻度や環境により汚れやカビの蓄積が生じることがあるので、数年毎に専門業者による内部洗浄は必要になってくるということでした。
ただ、高機能なものほど専門技術が必要なので費用は割高になる傾向です。

吹き出し口の掃除機能とお手入れ方法

ほとんどの自動掃除機能が対応していない場所です。
内部から出る風の出口でもあるので、小まめなお手入れが必要です。

吹き出し口のお手入れ方法

手順1
周囲を布で拭く
エアコンの吹き出し口を布を巻き付けた棒で掃除しているところ
風向パネル、吹き出し口周囲を乾いた柔らかい布で拭き取ります。
モップの柄などに輪ゴムを使って布を取り付けると、奥の方まで拭くことができます。
手順2
洗剤をつけて拭く
洗剤を付けた布でエアコンの吹き出し口を拭いているところ
しつこい汚れが付着している場合は、中性洗剤を薄めたもの(バケツ半分のぬるま湯に中性洗剤2~3滴)をつけて柔らかい布で拭き取ります。
もう一度水拭きをして、洗剤成分を拭き取って仕上げます。
※アルカリ性の洗剤やエタノールは、樹脂加工に影響することがあるので、使用しないようにしましょう。
手順3
完了
自分でするお手入れだけでもきれいになったエアコン
これで完了です。
個人でできる範囲のお手入れだけでも、フィルターや周囲の汚れ、埃が取れて大分綺麗になりました。

まとめ

3つの汚れポイントから見てみると、自動掃除機能付きとはいえ、やはり定期的なお掃除や専門業者による内部洗浄などのお手入れが必要だとわかります。

それでも、汚れやカビ菌を抑制できたり、本来1~2週間に1度はお手入れをするべきフィルター掃除の回数を減らせるので、家事の負担を軽くできることは確かです。

自動お掃除機能はパーフェクトではないということを理解し、エアコン掃除の頼れる「お手伝いさん」としてとらえて、メンテナンスしながら長く大切に使用していきたいですね。

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