部屋を掃除しているのに、なんとなく空気が重い・ホコリっぽいと感じたら、もしかしてカーテンが汚れているのかもしれません。
カーテンは折り目も多いため、付着した汚れがたまりやすく、布素材なのでホコリの発生元にもなっています。
ついお掃除を忘れてしまいがちな場所ですが、カーテンも大切な部屋の一部。
お部屋のリフレッシュのためにも丸洗いしてみましょう。
今回は、洗濯機でカーテンを洗うときのカーテンの洗い方のコツなどを、詳しくご紹介します。
目次
まずはご自宅のカーテンを診断してみましょう
カーテンは、窓から差し込む紫外線や外気の汚れなどを浴び続けているため、改めて見ると素材が意外と傷んでいることがあります。
特に、レース素材のカーテンは薄いため、影響を受けやすくなっています。
手で軽くひっぱるだけで破けてしまう、ほつれや破れがある場合は、洗ってもさらに傷む可能性もあります。
あまりに素材が傷んでいる場合は買い替えのタイミングかもしれません。
また、カーテン素材のお手入れ表記も必ず確認してください。
ご自宅で洗える素材であれば大丈夫ですが、ドライクリーニングのみ可能な場合は、無理をせず洗濯業者に依頼しましょう。
カーテン洗いに必要な道具と、あると便利なアイテム(小物)
ここでは、カーテンを洗う際に必要な小物と、あると便利な小物をご紹介します。
- 洗濯機の取扱説明書(カーテン等大物を洗う時の設定方法は機種によって違います。確認しておきましょう。)
- 洗面器(カーテンフックの漬け置き洗いに使用します。)
- 酸素系漂白剤(カーテン洗い、染み抜きに使用します。)
- 中性洗剤(カーテン洗い、染み抜きに使用します。)
- 掃除機用ブラシノズル(カーテンの素材を傷めず表面のホコリを吸引します。)
- ブラシ(フックを洗う時に使用します。)
- スポンジ(カーテンの部分洗いに使用します。)
- 大物洗いネット(カーテンの素材を傷めず洗うため大き目のネットに入れます。)
カーテンを洗う前に準備すること
重くて大きなカーテンを洗うのは、意外と大変な作業です。
下準備をしっかりして、効率よく作業していきましょう。
カーテンのお手入れ時にはマスクが必須
ホコリが大量に立つので、カーテンを洗う作業は、部屋の掃除をする前がベストタイミングです。
また、ホコリを吸い込まないようにしっかりマスクをしましょう。
カーテンについたホコリは掃除機で吸い取っておく
まず、カーテンを触ってみてください。
かなりホコリっぽい、ねっとりした手触りがある場合、空気中の油を含み重くなったホコリが付着しています。
洗う前にプレ掃除として掃除機で表面のホコリを吸引しておきましょう。
カーテンのホコリを吸い取るときは生地が傷まないよう、掃除機に「ブラシ付きノズル」をつけ、上から下へと吸引していきます。
折り目の間、床に近い場所は、ホコリが付きやすく汚れているので、特に念入りに。
外したフックも、浸け置きしておくときれいに
掃除機でカーテンのおおまかなホコリをとったら、次にカーテンを取り外していきます。
高所の場合脚立に上っての作業なので、足元の安全には気を付けましょう。
取り外したフックは洗剤を溶かした洗面器に浸け置きしておきます。
時間と共に洗剤が黒くなり、汚れが浮いてくるのがわかります。
カーテンの汚れがひどい場合は下洗いをする
カーテンに手垢やカビなど酷い汚れがある場合、ピンポイントで洗っておきます。
汚れている場所の下にタオルを敷き、酸素系漂白剤1:中性洗剤1:お湯1の割合で溶かした洗剤を、スポンジに含ませて汚れの上からポンポンとたたきます。
強くこすると素材を傷めるだけでなく、汚れが拡がる原因に。
上からたたいて、下のタオルに汚れをしみこませるイメージで、行いましょう。
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洗濯機でカーテンを丸洗いするための基本の手順
いよいよ、ここからは洗濯機でカーテンを丸洗いしていきます。
カーテンを傷めずに洗えるように、基本の手順ときれいに洗うコツについてご紹介します。

カーテンのドレープがなくならないように、折り目を意識して縦に畳み、さらに横に畳んでネットに入れます。
汚れがつきやすい上部と、裾部分は表に出るようにします。
※洗濯機の機種によってはネットに入れない方が良い場合もあります。取扱説明書を読んで確認してください。

おしゃれ着洗い用の中性洗剤をたっぷりの水量で泡立て、カーテンを入れドライコースで洗います。
カーテンをゆったりと泳がせるように洗えるくらい多めの水量がコツです。
脱水時間は30秒から1分程度に設定します。

カーテンを洗っている間は、窓掃除や窓枠掃除のチャンスです。
特に、カーテンレールや窓枠など普段掃除できない細かい場所を拭き掃除しておきましょう。
凹凸が多い場所なので、お掃除手袋が便利です。

つけ置きしていたカーテンフックを柔らかいブラシで洗い、すすいでおきます。
軽い脱水で少し濡れた状態にフックをつけ窓に設置します。
気になるカーテンのシワについては、ゆっくりと自然乾燥されるときにカーテンの重みで伸びるので、心配はいりません。
カーテン洗いのタイミング
汚れが気になるからといってあまり頻繁に洗うと縮みや痛みの原因になってしまいます。
カーテンを洗うタイミングは、風が強く花粉が舞う季節の春の終わり(初夏)、冬の乾燥で埃がついている年末(大掃除時期)の年2回くらいがベストです。
また、天候は晴天の日よりも、少し曇りの日の方がむいています。
一気に乾かずに時間をかけて乾くので、ドレープが綺麗によみがえりますよ。
見渡すと部屋の壁一面分は窓とカーテンが占有しています。
思い切って洗濯することで、くすんだカーテンが綺麗によみがえり部屋も明るく、空気も気持ちも澄んだ気持ちになります。
また、ついでに窓掃除もしようという動機付けにもなります。
是非カーテン洗いをしてみてください。
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