重曹でキレイに汚れが落ちる使い方とは?基本の掃除方法と注意点

重曹1

ナチュラルクリーニングの代表的存在ともいえる素材のひとつに「重曹」があります。
でも、使い方が良くわからず、使ってみたもののあまり効果を感じられなかったと残念な思いをされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
重層は掃除用の素材としてとても便利な反面、実は意外な短所や弱点もあることをご存知でしたか?
今回はそんな重曹について、短所も含めたその効果と特徴をじっくり掘り下げていきたいと思います。

重曹とは何か

重曹とは重炭酸ソーダ(重炭酸曹達)の略で化学名は「炭酸水素ナトリウム」と呼ばれています。(「ベーキングソーダ」「重炭酸ソーダ」など別の呼び方もあります。)
ふくらし粉等食品添加物や入浴剤としても使われており、天然素材であることから医療用、食品用、工業用とグレードによって分けられています。私の実感では、「ハイグレードなもの=掃除に使いやすいとは限らない」という印象です。自分の使い方に合っていれば、お掃除には工業用の安い重曹で十分でしょう。

PHは8.2(中性はPH7)とごく弱いアルカリ性を示します。

重曹

重曹が持つ力

様々なことに使用できる重曹ですが、掃除に使える代表的な効果を4つご紹介します。

1.油汚れに作用

重曹は弱アルカリ性なので酸性の汚れ(油汚れ、皮脂汚れ)を中和して落とす作用を持っています。
ただし、弱いアルカリ性なのでアルカリの洗浄力はあまりありません。
一方で熱を加えると、化学反応で強アルカリに変化するという隠れた力を持っています。
水で落ちない鍋やカップなどの容器などにこびりついた汚れの煮洗いが有効なのはこの秘めた力によるものです。

重曹

2.吸湿防臭作用

アルカリ性の特性を活かせば、酸性の臭い(生ごみ、排水口、靴箱)を中和させることができるので、防臭剤として使用することができます。
粉末のまま使用すれば吸湿作用もあります。ただし、トイレの臭い(主に尿)はアルカリ性なので防臭効果はありません。

3.研磨作用

重曹の弱点でもあるのですが、水に溶けにくい性質があります。これを逆に生かすとペースト状に練って汚れに湿布したり、粉のままふりかけてクレンザーとして使用したりすることができます。粒子はとても細かいので汚れにしっかり入り込んで研磨することができ、対象物にも傷がつきにくいです。

重曹

4.発泡作用

重曹にクエン酸やお酢などの酸性の成分とお湯を加えて混ぜると、アルカリ成分に反応して発泡します。この発泡した細かい泡が汚れを剥離させる効果があります。

重曹

重曹の意外な弱点

「万能洗剤」と思われがちの重曹ですが、あくまでも重曹は素材のひとつ。お掃除用に開発された専用洗剤ではありません。良い点もあれば、弱点もあります。この弱点を知らずに何にでも効果があると思って使用すると変質変色の事故を起こす場合や、思うような効果を感じられないことがあります。

1.使用できない素材がある

アルカリ性の性質を持つので、このアルカリの力に反応して負けてしまう素材があります。
銅・アルミ素材(アルミ鍋、アルミサッシ)や天然素材(畳、天然繊維のもの、表面加工していない木材、白木、無垢材)、皮革製品、大理石など繊細な素材、傷つきやすい素材(プラスティック、漆器などの塗り物)など使用できない素材が沢山あります。
私も重曹スプレーで窓掃除をしていてアルミサッシの枠の一部を変色させてしまったことがあります。使い方を間違えないように心がけましょう。

2.水に溶けにくい

重曹はとても水に溶けにくい性質のため重曹水をスプレーボトルに入れて使用しようとしても(一般的なレシピは500mlに大さじ1程度)少量しか溶かすことができません。また粒子がノズルに目詰まりを起こし上手にスプレーすることができないこともあります。

3.粉が残ってしまう

重曹水を使った拭き掃除や防臭スプレーをすると乾燥した後に成分が残り白い粉として浮き出てしまいます。そのため使用後は2度拭きをしたり、クエン酸で中和させるなどしてしっかり成分を拭き取る必要があるため、広い範囲にスプレーして使用する場合はストレスが生じます。

重曹


画像は電子レンジの表面を重曹スプレーで拭き掃除して数時間後。1度拭いただけでは、白く成分が残ってしまっているので2度拭きしなければなりません。

4.粉末での使用に注意

ぬいぐるみやカーペットなど丸洗いできないものに粉のまま振りかけて、掃除機で吸引する清掃方法があります。重曹はとても粒子が細かいため掃除機の吸引能力とのバランスを間違えてしまうと、粉を取りのぞくのにかなり時間がかかってしまいます。私も大型カーペット掃除をしようとしたところ掃除機の吸引力が追いつかず、粉を落としきれずに結局コインランドリーで丸洗いをしたという苦い経験があります。

以上のことから私がおすすめする重曹の使用方法(防臭作用を除く)は、しっかり水で洗い流すことができる環境での使用が、一番ストレスなく効果的に活用できる方法だと思っています。

重曹を上手く活用するには

ここまで読むと重曹って使いにくいかも・・と思われてしまいそうですが、そんなことはありません!しっかり重曹の特徴と弱点を知ることで、より効果的な活用をすることができるはずです。下記の記事では、私が実際に家で行っている重曹を使った具体的なお掃除実例もご紹介していますので、是非試してみてください。

まとめ

重曹は使い方によったら、すごく便利に掃除ができる商品です。

お風呂や洗面所など気になる場所の汚れを落とし、キレイにするにはもってこいの商品ではないでしょうか。
ただし、注意すべきポイントもあります。洗い方を間違えないように注意して正しく使いましょう。

重曹の基本の使い方とは?すぐに実践できる具体的な掃除方法と注意点 コゲ・油汚れに!オーブンレンジのしつこい汚れは重曹ホイップにおまかせ