【素材別】ソファの基本の掃除の仕方としつこい汚れ・シミなどの対処方法

ソファ掃除

のんびりくつろいだり、横になって仮眠したり、何かと使えるソファ。
しかし、毎日使うわりには、その掃除方法はあまり知られていません。

一方で、「汚れは気になるけど、どう落としたらわからない」「生地を傷めないか心配」などのお手入れ方法の悩みを抱える人は意外と多いです。

この記事ではそんな悩みを解決するため、ソファの基本的な掃除方法や、汚れが目立ってしまってからの対処法などについてご紹介します。

ぜひこの機会にソファをきれいにしていただき、すてきなくつろぎの時間をお過ごしください。

ソファの主な汚れとその原因

ソファの汚れ
それでは、ソファが汚れる原因にはどのようなものがあるのでしょうか?

ソファの汚れは、大きく分けて4種類に分けることができます。
ここでは4種類の汚れについて、それぞれの詳細をご紹介します。

【ソファの汚れ1】皮脂・汗・化粧品

ソファの背面やひじ掛けなど直接肌に触れる部分は、体から出る皮脂や化粧品などの油性の汚れや、汗やよだれといった水溶性の汚れが付着し、汚れてしまうことがあります。

それらの汚れを何も手入れしないまま放置していると、カビやダニが繁殖して、変色やシミ、悪臭の原因になるだけでなく、最悪の場合、健康を害する可能性があります。

【ソファの汚れ2】食べこぼし・飲みこぼし

ソファの上に置かれた食事
スナック菓子を片手に映画鑑賞したり、家族でスイーツを食べながらくくつろいだり、ソファで食べ物や飲み物を口にすることもあると思います。

そうした時に出る、食べこぼしや飲みこぼしを、そのまま放置していると、時間がたつにつれて落ちにくくなってしまいます。
ソファについた食べ物の染み
ライオン株式会社が行った実験によると、カレーが付着した白い綿製のTシャツを、付着後すぐに洗濯洗剤で洗濯すると大部分が落ちるものの、汚れたまま数時間放置した後に洗濯した場合、落ち方が悪くなるということが判明しています。

そして8時間放置した場合に至っては、見た目でも明らかに汚れが残ってしまうという結果が出ました。
食べこぼしや飲みこぼしの汚れが変質したり、汚れの水分がなくなり生地の内部に入り込んでしまったりすることが原因だと考えられています。

このように、ソファについた食べこぼしや飲みこぼしをそのままにしておくと、汚れが落ちにくくなり、シミとして残ってしまうのです。


参考資料
※ライオン株式会社 Lidea「介護食の『食べこぼし』汚れをすっきりキレイに落とすお洗濯法」検索日2022/1/12

【ソファの汚れ3】ペットの汚れ

ソファに寝そべる猫
ペットを飼っている方はどれだけこまめに掃除しても、どこから出てくるのか、服に毛が付着してしまうという経験があるかもしれません。

パナソニック株式会社が、愛犬に関するアンケートを行ったところ、3,291人中の43%の方が、ソファやベッドでくつろぐたびに愛犬の毛が服に付着しイラっとするという結果が出ました。

また、64.5%の方が、ソファやベッドに挟まった愛犬の毛が気になっていると回答していることからもわかる通り、ペットの飼い主の方々の半数以上が、毛によるソファの汚れに頭を悩ましています。

また毛に限らず、排泄物や吐しゃ物なども、ソファが汚れる原因になりますので、こまめに適切な手入れをすることが求められます。


【参考資料】
※パナソニック株式会社「もうペットの毛で悩まない。『からまないブラシ』で快適ペットライフ」検索日2022/1/12

【ソファの汚れ4】ホコリ・ハウスダスト

ニットなどから出る綿ボコリなど、目で見える汚れは取り除くことができますが、1ミリ以下で肉眼では見えにくいハウスダストが、ソファにたまっていることがあります。

ハウスダストは、繊維のくず、ダニやカビ、花粉、排気ガスなどさまざまものがありますが、とても軽くて宙に浮くので、人に付着したり、空気に舞ったりしながら移動し、ソファなどの家具の上や隙間などにたまっていきます。

ハウスダストは、家の内でも外でも1年中発生しますが、見えにくいため蓄積されていても放置しがちです。

ただアレルギーを引き起こす可能性があるものあるので、こまめに取り除きましょう。
ハウスダスト対策【ホコリ・ダニ】秋冬に急増!家庭でできるハウスダスト対策と効率的な掃除方法

ソファは素材によってお手入れが異なる

ソファの除菌
▲素材によって異なるソファのお手入れ(写真:よしママ「アルコール入り消臭・除菌スプレーの作り方」)
 
座り心地や中身の素材、形状やサイズなど、ソファの種類は様々ありますが、ソファの表面の素材(生地)については、「本革」「合成皮革」「布」の3種類から選ばれることが一般的です。

素材により特徴があるため、お手入れの方法が違います。

ここでは、各素材の特徴をご紹介します。

本革ソファの特徴

本革ソファの素材感
牛などの動物の皮から作られます。

天然の皮革を使うため、1枚1枚表情が違うのが特徴です。また、使われる皮の部位、加工方法、仕上げの方法などによって値段も異なり、「合成皮革」「布」などに比べて高価といえます。

乾燥や食べこぼしなどの汚れに弱く、こまめにメンテナンスしないと、劣化が進みひび割れなどが起きてしまう可能性があります。

また、革張りソファは、座面や背面のクッションが本体と一体になっている、「張りこみタイプ」のソファが多いため、手入れしにくいのもデメリットの1つといえます。

合成皮革ソファの特徴

合成皮革の素材感
布地に合成樹脂を塗布し、表面を天然皮革のように仕上げたものを、「合成皮革」といいます。

本革は天然のため、1枚1枚表情などに違いがありますが、合成皮革は品質が均一で、品質面でのデメリットが少ない素材です。本革のソファより安価で購入できるのもメリットといえます。

水をはじきやすく、布などで拭き取ればきれいになるので、お手入れがとても楽です。小さなお子さんがいるご家庭などにはおすすめの素材です。

布ソファの特徴

綿や麻、ポリエステルなど、使う布によっても表情を変える布ソファ。色やガラなどの種類も多く、他のインテリアや部屋の雰囲気に合わせて選べるのが最大の特徴です。

本革や合成皮革のソファは、生地とソファの本体が一体型になった張りこみタイプのソファが主流ですが、布のソファは、張りこみタイプだけでなく、クッションカバーのように表面生地を取りはずせるカバーリングもあります。
カバーを取り外せるタイプのソファ
カバーリングの生地は洗えるものも多いため、汚れたらこまめに洗えるのも特徴です。

ただ綿などの生地は、革に比べて水分や汚れが中に浸透しやすいので、汚れが目立ちやすいというデメリットがあります。

また耐久性は革製のソファより劣るため、ずっと同じところに座っていると、生地が摩耗して切れてしまう可能性があることも理解しておきましょう。

【本革ソファ】掃除の手順と気をつけたいポイント

本革ソファ
デリケートな本革ソファは、お手入れも慎重に行う必要があります。

ここでは本革ソファのお手入れ方法、注意点をご紹介します。

本革ソファの普段のお手入れ方法

ソファを毎日使っていると、どうしても汚れてしまうものですが、汚れが広がってしまったり、カビの繁殖してしまったりといったことを防ぐためにも、普段から皮脂やホコリ、髪の毛などを、ソファから取り除いておくようにしましょう。

定期的に、掃除機や毛が柔らかいブラシで、表面に付着した汚れを取り除くようにします。そして、乾いたタオルやマイクロファイバータオルを使って、ソファの表面をやさしく拭きます。

2日に1回ぐらいの頻度で行うことをおすすめします。

粘着クリーナー(コロコロ)は、ソファの表面に粘着面を強く押し付けてしまうと、本革の表面の塗料がはがれてしまう可能性があるため、あまりおすすめしません。

汚れがひどいときの本革ソファのお手入れ方法

本革ソファのお手入れ方法
汚れがひどくなってしまった場合の本革ソファのメンテナンス方法をご紹介します。

準備するもの
  • 掃除機
  • 毛が柔らかいブラシ
  • 布やマイクロファイバークロス
  • 革用クリーナー
  • 革用保護クリーム
手順1
ソファ表面の汚れを取り除く
掃除機や毛の柔らかいブラシを使って、ソファ表面の汚れを除去。強くこすると表面を傷つけてしまうので要注意。
手順2
乾拭きする
布やマイクロファイバークロスでソファの表面を乾拭きする
手順3
革用クリーナーで汚れを除去する
布やマイクロファイバークロスにクリーナーを付け、汚れをやさしく拭き取る
手順4
革用保護クリーム塗布する
クリーナーが乾いたら、革用保護クリームをやさしく塗る
手順5
乾拭きする
布やマイクロファイバークロスを使って、ソファ全体の表面を乾拭きする
飲み物をこぼしてしまったときには、まずマイクロファイバークロスなどで、ソファ表面の水分をたたくように吸い取ってから、手順3~5の手順でお手入れします。

また、本革は空気の乾燥などで、水分が損なわれるとひび割れを起こしてしまうことがあるので、汚れの有無にかかわらず、3か月に1回ぐらいの頻度で、定期的に上記の手順でメンテナンスすることをお勧めします。

【合成皮革ソファ】掃除の手順と気をつけたいポイント

合成皮革のソファは、風合いは本革のソファに近いにもかかわらず、汚れに強く、お手入れは簡単なのが魅力です。

ていねいにお手入れすれば、長持ちするアイテムなので、正しい方法でメンテナンスしましょう。

汚れがひどいときの合成皮革ソファのお手入れ方法

ここでは、汚れがひどい場合のお手入れ方法をご紹介します。
合成皮革ソファは、本革ソファと違い、日常的に家で使っている洗剤を使ってお手入れします。

準備するもの
  • 毛が柔らかいブラシ
  • 布やマイクロファイバークロス
  • 中性洗剤
  • バケツ
  • ぬるま湯(約40度)
手順1
ソファ表面の汚れを除去
毛の柔らかいブラシや乾いたマイクロファイバークロスでソファ表面の汚れを落とす
MEMO
掃除機を使うと、ソファ表面を傷つける可能性があるため要注意
手順2
洗濯液を作る
バケツでぬるま湯と中性洗剤をまぜ洗濯用の液を作る
手順3
ソファを拭く
洗剤液を付けたマイクロファイバークロスを固く絞り、ソファの汚れた部分を中心にソファ全体を拭く
手順4
水拭きする
全体を拭き終わったら、固く絞ったマイクロファイバークロスで、ソファ全体を水拭きする
手順5
乾拭きする
水拭き終了後、ソファ全体を乾拭きする
手順6
ソファを乾燥させる
ソファが乾いたらお手入れ完了
目立つ汚れの有無にかかわらず、3か月から半年に1度の頻度でこのお手入れを行うと、清潔にソファを使い続けることができます。

日々のお手入れは、2日に1度ほどマイクロファイバークロスなどでソファの表面を乾拭きしましょう。

掃除機や粘着クリーナーなどでほこりなどの汚れを落とそうとすると、合成皮革ソファの表面を傷つけてしまう可能性があるので注意しましょう。

【布ソファ】掃除の手順と気をつけたいポイント

布ソファのお手入れ
本革や合成皮革のソファと違い、液体を吸収してしまう布のソファは、メンテナンス方法を間違えると、シミや汚れが広がってしまう可能性があります。

布のソファのお手入れ方法と注意点をご紹介します。

布製ソファの普段のお手入れ方法

普段の布ソファーのお手入れ
布のソファは、生地の繊維の間に汚れやダニなどが入り込みやすいため、こまめにお手入れしないと、変色などの可能性があります。

そうならないためにも、定期的に掃除機や、ブラシ、粘着クリーナー(コロコロ)を使って、表面に付着した皮脂や髪の毛などを取り除くようにしましょう。

繊維の奥に入り込みがちなハウスダストなどは、ブラシなどでかき出します。本体と座面や背面の間などにたまっている汚れも、ていねいに取り除いていきましょう。

汚れがひどいときの布ソファのお手入れ方法

シミが広がるなど、汚れがひどくなってしまった場合の、簡単にできる布ソファのメンテナンス方法をご紹介します。

布ソファは汚れやすいので、ご自宅のソファの汚れが気になるという方は、ぜひやってみてください。

準備するもの
  • 掃除機
  • 毛が柔らかいブラシ
  • 粘着クリーナー(コロコロ)
  • 布やマイクロファイバークロス
  • 中性洗剤
  • バケツ
  • ぬるま湯(約40度)
手順1
ソファ表面の汚れを除去
毛の柔らかいブラシや乾いたマイクロファイバークロスでソファ表面の汚れを落とす
MEMO
ソファ本体とクッションの間などにたまっている汚れもていねいに除去する
手順2
洗濯液を作る
バケツでぬるま湯と中性洗剤をまぜ洗濯用の液を作る
手順3
ソファを拭く
洗剤液を付けたマイクロファイバークロスで、汚れをたたきながら落とす
MEMO
こすって落とそうとすると汚れが広がるのでNG。たたいてソファの汚れを布に移すイメージ
手順4
ソファを乾燥させる
ソファ表面の汚れが取れたら、十分に乾かしてお手入れ完了
ソファの張り生地が洗えるカバーリングタイプの布ソファの場合は、掃除機などで表面の汚れを取り除いた後、生地に貼付されている洗濯表示マークの方法に沿って洗濯機で洗濯します。

そのうえでソファの本体が汚れている場合は、手順3から4を行い、汚れを落としましょう。

ソファ下の掃除

ソファ下のお手入れ
ソファを掃除する際に忘れがちなのが、ソファの下の掃除です。

ソファの下は、ソファ本体とクッションの間のように、ソファから落ちた髪の毛や皮脂、ホコリなどの汚れが集まる場所なので、ソファを掃除する際には、忘れずソファの下も掃除機掛けするようにしましょう。

また、ソファの下は暗く湿気もたまりやすい場所でもあります。
ソファ下のスペースを乾燥させることで、カビなどを抑える効果があるので、ソファの掃除を行う際には、窓を開けるなどして、風通しをよくするとよいでしょう。

ソファの下も掃除機を使ってきれいにするようにしましょう。

ソファの除菌は必要?

ソファ掃除
ソファのお手入れの大切さや方法が分かったところで、除菌についても気になる方がいらっしゃるかもしれません。

一般社団法人共同通信社が配信した、プロクター・アンド・ギャンブルジャパン株式会社の家庭内の菌のケアに関するニュースリリースによると、173人中の47.4%の方が、1年間に1回もソファの除菌を行っていないと回答しています。

また300人の76.7%の方が、ソファやベッドなど布製品の除菌が不十分だと感じているものの、そのうち85%の方々が、「どのように除菌したらよいのかわからない」と回答しています。

この結果からも、ソファの除菌をしなければならないとは思っているものの、その方法が分からないため、結局ソファをきれいにできていないというご家庭が多くあるということがわかります。

下記の記事では、洗いにくいソファーやクッション、ラグなどの除菌方法について詳しく書かれているので、気になる方は参照してください。
誰でも簡単に作れる重曹やクエン酸を使った消臭・除菌スプレーの作り方と使い方家じゅうの気になるニオイと菌を対処!アルコール入り消臭・除菌スプレーの作り方


【参考資料】
※一般社団法人共同通信社配信 プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社 News Release「小学生までの子どもを持つママ300名に聞く『家庭の菌ケア』実態調査 春は菌が増え始める季節、あなたは大丈夫? 菌の温床になりがちなソファのお手入れ率はたったの5割!」検索日2022/1/11

まとめ

今回の記事では、ソファの基本的なお手入れ方法について素材別に詳しくご紹介しました。

「掃除方法が分からないから、掃除したことがない」という方も、実は家にあるもので、十分お手入れができることがわかったのではないでしょうか?

正しくメンテナンスすれば、きれいな状態で長持ちさせることができるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

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