アクリル繊維

キーワード解説
アクリル繊維とは、石油や石炭を原料としてつくられる合成繊維のこと。ウールのような風合いが特徴。

アクリル繊維とは

アクリル繊維はアクリロニトリルを主原料として作られる素材です。ふっくらとした質感と保湿性にすぐれていて、セーター、靴下などのニット製品をはじめ、マットやカーテンなど、さまざまなものに使われています。

アクリルを含む化学繊維は、高価な絹や綿、ウールなどの自然環境に左右されやすいものなど、急な増産が難しい「天然繊維」の代用品として開発され、大量生産されました。中でもアクリルは、ウールの代用品として、アメリカ合衆国のデュポン社によって開発されました。1950年代のことです。

現在まで生産量が高く、ポリエステルやナイロンと並んで、3大合成繊維といわれています。
天然繊維に比べると劣りますが、化学繊維のなかでは吸水性が比較的高い繊維です。

アクリル繊維の用途

では、アクリル繊維はどういったものに使用されているのでしょう。
アクリル繊維は幅広いシーンで用いられています。

よく知られているのは、「暖かい」という性質を活かして、セーターなどの衣類や毛布に使用されることが多いです。
さらに、カーテン、カーペット、椅子張りなどマットなど、インテリアアイテムに使用される頻度も少なくありません。

メリット・デメリット

では、次にアクリル繊維のメリットとデメリットについて考えてみたいと思います。

アクリル繊維のメリット

まずはメリットからご紹介します。
アクリル繊維のメリットは主にこれらが挙げられます。

メリット
  • 保湿性がある
  • 強度の強さがある
  • 耐久性が高い
  • 虫に食われにくい
  • 価格の安さ

保温性、強度の強さ、耐久性などがメリットとして挙げられます。さらに、価格の安さが挙げられます。
また、虫食いの影響を受けにくいとされています。また、吸水や吸湿性が低いため乾きが早いです。

アクリル繊維のデメリット

次にデメリットについてみていきましょう。
アクリル繊維の主なデメリットはこちらです。

デメリット
  • 吸水性がない
  • 吸湿性がない
  • 毛玉ができやすく静電気が起きる
  • 熱に弱い

アクリル繊維は吸水性や吸湿性が低く、汗を吸いません。そのような性質があるので、汗をかくとベタつきやすいです。
また、毛玉も出来やすく、静電気が起きやすいのです。そして、熱に弱いことも挙げられます。

取り扱う上で注意すべきこと

最後に、アクリル繊維を取り扱う上で注意すべきことをご紹介します。
主に洗濯する上で気をつけたいことや、干し方で気をつけたいことをまとめてみました。

洗濯で気をつけるべきこと

洗濯する時は、品質表示にある洗濯マークを必ず確認しましょう。
水洗いの表示があれば、家で洗濯ができます。

ただし洗濯機で洗う場合は、裏返して洗濯ネットに入れてから中性洗剤で洗いましょう。
これは裏返しにして洗濯ネットに入れることで、他の洗濯物との摩擦を防ぐためであり、摩擦の影響で繊維が傷むのを避けるためでもあります。
乾きやすい素材のため、脱水は短めで大丈夫です。

さらに、アクリル繊維は毛玉ができやすい素材のため、裏返して洗濯した方が良いでしょう。もしも毛玉ができてしまった場合は、すぐに切りましょう。
これらの注意を守ってさえいれば、アクリル繊維はシワになりにくく虫食いの被害を受けない丈夫な素材なので、最低限のケアをしていれば大丈夫です。

洗濯表示でドライクリーニングのマークが表示されており、水洗いができない場合はクリーニング店に出しましょう。

干し方で気を付けるべきこと

セーターやニット、カットソーなどは逆さに干すことが大切です。これらの衣類は服の真ん中で折って、逆向きに干しましょう。

伸縮性があり、水分の重みで伸びやすい特性があるため、肩を引っ掛けて干すと型崩れしやすくなります。

皮脂や汗は、衣類の内側に付着しており、裏返すことで汚れが落ちやすくなります。このように干すのは臭い予防にもなるからです。

肩崩れ防止のため、最後にハンガーに干すときも肩をそのまま引っ掛けるのではなく、衣類の真ん中を折り返いてからハンガーに通すといいでしょう。もし、セーターやニットなどを干す場合は一度試してみましょう。

乾度良好表面

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