バスマットを買って、ガッカリすることが多いのが、洗濯の仕方。
店頭で「洗濯OK!」と確認したものの、家に帰ってから説明書きをよく読むと……
「ドラム式洗濯機はご使用にならないでください」の注意書きが!
「毎日使うものだから、家で洗えなくちゃね」と、確認したつもりだったのに、ガッカリ。
そんな経験、ありませんか?
マット類をドラム式洗濯機で洗えない理由
こちらは、吸水性と速乾性をテストした8種類のバスマット(詳しくは「バスマット比較」の記事を参照)。
- SUSU(山崎産業株式会社)
- 乾度良好Nハイパイル(オカ株式会社)
- SHIBAFU(株式会社オカトー)
- ソフワ(山崎産業株式会社)
- ローザ(ヨコズナクリエーション株式会社)
- ファミーユ ワッフル(株式会社オカトー)
- タオルバスマット(株式会社ニトリ)
- 足ウラ快適バスマット(株式会社オカトー)
パッケージをチェックしてみると……
なんと、8枚のうちの7枚がドラム式洗濯機では洗えないマット。
マット類には要注意!の、ドラム式洗濯機。
それにしても、どうして洗えないものがこんなに多いのでしょう?
バスマットは衣類よりもデリケート
一番の理由は、形崩れ。
ドラム式洗濯機はすくない水で『たたき洗い』をするので、バスマットの形が歪みやすいのだとか。
バスマットの構造は、基本的にタオルやラグと一緒で、ふんわりした肌ざわりをつくるために、たくさんの糸が土台の布(基布)に埋め込まれています。
一見、ふわふわした一枚の生地に見えますが……
土台となる生地(基布)には、たくさんの毛がびっしり!
だから、埋め込まれた糸を引っ張ると、ほつれたり、抜けたり。
ふだん足で踏んでいるせいか頑丈なイメージがあるんですが、バスマットって、意外にデリケートなんです。
ドラム式洗濯機が使えないのは、すべり止めのせい?
ドラム式洗濯機が使えなかった7枚のうち6枚のバスマットが、裏にすべり止めがついていました。
もしや、このすべり止めが、ドラム式洗濯機が使えない原因?
バスマット担当バイヤーに聞いてみると、答えは「ノー」。
「すべり止め付きのマットを洗った後に、ドラム式洗濯機の洗濯槽が臭くなったという話をたまに聞くけど、その臭いの原因はマットのすべり止めとは別物。それよりも大事なのは、柔軟剤の使い方ね!」
機能性バスマットに柔軟剤は使っちゃダメ!
ドラム式洗濯機と縦型洗濯機の両方にいえることですが、「もっとふんわりさせたい!」と、よかれと思って柔軟剤を使うと、逆効果になる場合があるんです。
とくに気をつけたいのは、①SUSUや④ソフワのようなマイクロファイバーのバスマットや、②乾度良好Nハイパイルのような、機能性の高い繊維のバスマット。
これらのバスマットは、繊維の内側にたくさん隙間があることで吸水性をアップさせています。
(詳しくはバスマット比較【2】)
柔軟剤を使うと、その小さな隙間に柔軟剤の成分が入り込んで隙間を埋めてしまうので、せっかくの吸水性や速乾性が失われてしまうんです。
バスマットの正しい洗い方
じゃあ、どうすればいいの?
ということで、バイヤーオススメの洗い方をご紹介。
まず、洗濯ネットに入れます。
洗濯ネットに入れることで、バスマットが傷みにくくなりますよ!
柔軟剤は使いません。
もしくは、規定の量よりもすくなめの量で!
この後は、縦型洗濯機をお使いなら、ふだん通りに洗ってOK。
ドラム式洗濯機をお使いの場合、ドラム式洗濯機では洗えないバスマットは手洗いしましょう。
むりに洗うと、洗濯物の偏りが起きて、洗濯機そのものの故障の原因になるかもしれません。
ドラム式洗濯機OKでも、油断は禁物
今回使った8種類のバスマットの中で、唯一ドラム式洗濯機でも洗えたのが、⑦のタオルバスマット。
名前の通り、タオル地のバスマットです。
裏返しても、表と同じくタオル地。すべり止めはありません。
購入時に店員さんに確認したところ、「洗濯ネットを使った上で、弱水流での洗濯であればドラム式洗濯機を使っても問題ありません」とのこと。
パッケージにも、ドラム式洗濯機では使えませんという文はありませんでした。
でも、気になる注意書きも……。
「洗濯後に風合いの変化、縮み、型くずれが発生しますが、使用上問題ありません」??
ドラム式洗濯機で洗えたとしても、形崩れの心配はゼロではなさそうです。
洗濯しやすさをとるか、安心をとるか
ドラム式洗濯機では洗えないものが多いですが、すべり止め付きのバスマットはとても人気!
すべり止めがあれば、足を乗せてもスルッと滑ることがありませんが……
すべり止めがないと、あらららら。
ぐしゃっとよれてしまうと見た目が悪くなりますが、見た目の問題以上に気になるのが、転倒!
とくに、小さなお子様や、ご年配の方がいらっしゃるお家では、すべり止め付きのバスマットを使ったほうが安心ですね。
機能?デザイン?プライス? どれで選ぶ?
8枚すべてのバスマットで調査が終わったところで、結果をまとめてみます。
バスマットと一言にいっても、値段も機能もバラバラ。
似たお値段でも、①SUSUや②乾度良好Nハイパイルのように、吸水性や速乾性など、機能にこだわったバスマットもあれば、④SHIBAFUのようにデザイン性にこだわったもの、⑧の足ウラ快適バスマットのように踏み心地にこだわったものなど、結構イロイロあるんです。
選ぶのに迷ったら「バスマット診断」を試してみて!
じゃあ、どうやって選べばいいの?
まずは、こちらのバスマット診断にチャレンジ!
診断結果はこちら♪
あなたはどのタイプでしたか?
迷ったときは、どうしても譲れないポイントをイメージしてみましょう。
ビショビショのバスマットを使いたくないなら、機能性を重視したバスマット。
おしゃれなバスルームに仕上げたいなら、デザインで選ぶのが正解!
バスマットに求めるものはとくにないけど、価格も機能もそこそこ気になる、という方は、お手頃価格の機能性バスマットがオススメ。
バスマット選びの参考にしていただければ嬉しいです♪
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