お風呂上がりに乗るバスマットがお気に入りだと、湯あがりの爽快感がアップしますよね!
上の写真は、乾度良好というシリーズのバスマット。
20年以上販売されているベストセラーなんです。
吸水性の高さで根強い人気を誇っていますが、もうひとつの人気の理由は、踏み心地のよさ!
ふかふか、さらさらの踏み心地が、気持ちいいんです♪
目次
バスマットの肌ざわりと素材をチェック!
この踏み心地の秘密はなに?
と、表面をアップで見てみると――。
毛糸のような糸で、びっしりと覆われています。
バスマットの定番、カットパイル
乾度良好のバスマットのように、表面が細かい毛で覆われて見える加工を「カットパイル(シャーリング)」というのだとか。
足元をふんわり包んでくれる、カットパイル加工がされたタイプは、バスマットのなかではかなりメジャー。
そのぶんデザインも豊富なので、「バスマットはデザインで選ぶ!」という方にもオススメです。
たとえばこちらは、バスルームを緑あふれるガーデンに変身!?させられる、SHIBAFUシリーズのバスマット。
芝生そっくりの明るいグリーンに癒されますね。
表面をアップで見ると、毛糸に似た太い糸で覆われています。
乾度良好のバスマットと同じく、これもカットパイル。
こちらは、女性に人気のローズ柄のバスマット。
毛足が短くて、さっぱりした踏み心地が気持ちいい!
表面をアップで見てみると、やっぱり毛糸に似た毛で覆われています。
毛の細さや長さはちがいますが、こちらもカットパイル。
こちらは、キャンディフロスというシリーズのバスマット。
表面を近くで見ると、リボンを敷きつめたみたい!
極細繊維と不織布をミックスさせることで、立体的なモコモコ感が出ていますが、やはりこれもカットパイル。
洗いやすさ&耐久性にすぐれた綿100%
バスマットのなかでは主流のカットパイルですが、カットパイルのほかにも、たくさん種類があるんです♪
まずは、こちら。
タオル地のバスマットです。
ホテルのバスルームによく置いてありますね。
しっかりとした素材で踏み心地がよく、比較的薄手なので、洗濯機で洗いやすいのが特徴♪
ドラム式洗濯機をお使いの方など、「このタイプしか使いたくない!」という方も多いはず。
ループパイルとカットパイル、その違いは?
タオル地のバスマットのほとんどは、「ループパイル」と呼ばれる加工をされています。
ループパイルの特徴も、バスマットの表面をよく見ればわかります。
生地から細い糸が浮き上がって、輪っか(ループ)をつくっているのが見えますね。
タオル地のように、糸が下地からふんわり浮き上がっている繊維のことを「パイル」と呼ぶのですが、ループパイルというのは、輪っか(ループ)状のパイルをもっている繊維のこと。
実は、「ループパイル」と「カットパイル」は、ほとんど同じ工程でつくられる似た者同士。
どのパイル製品も、はじめは「ループパイル」の状態になっています。
「カットパイル」というのは、表面から浮き上がった輪っか部分を刈り取る加工をされたもの。
図で表すと、こうなります。
一般的には、「ループパイル」のほうが吸水性が高く、「カットパイル」のほうが肌ざわりがなめらか、なのだとか。
パイルの輪っか部分があるか、ないかの差で、肌ざわりや吸水性にまで差が出るんですね。
独特の踏み心地がくせになる!
マイクロファイバー
表面を覆うモコモコとした太い糸は、モール糸、または「シェニールヤーン」とも呼ばれます。
「シェニール」というのは、フランス語で「毛虫」の意味。
マイクロファイバー、アクリル、綿…素材の違いは?
ところで、マイクロファイバーってなんでしょう?
調べてみると、合成繊維のひとつで、主な原料はポリエステルなのだとか。
ポリエステルは、世界で一番よく使われる合成繊維。でも、もともとは水を吸いにくく、タオルや衣服には向かなかったのです。
そこで開発されたのが、マイクロファイバー。
この、モール糸。
太い1本の糸に見えますが、内側には極細繊維が密集しているんです!
細かな繊維(マイクロファイバー)がたくさん集まることで、吸水力を天然素材レベルまであげることができたんだとか。
吸水力だけでなく、毛足の長いモール糸にふんわり包まれる踏み心地も、このバスマットの人気の秘密です♪
毛糸そっくりのアクリル、天然素材の綿
マイクロファイバーのほかには、どんな素材が使われているのでしょう?
比較的多いのが、アクリル。
アクリルは合成繊維のひとつで、1950年頃のアメリカで、毛糸の代替品として製品化されたもの。
毛糸そっくりな肌触りと、合成繊維のなかでは水を吸いやすい吸水性の高さが特徴!
綿は、とくにタオル地のバスマットに多い素材です。
綿花(コットンボール)からつくられる天然素材なので、肌にやさしいのが一番のメリット。
天然素材ならではの耐久性の高さも魅力です。
洗濯できるバスマットを比較!
バスマットには種類がたくさんあって、ポリエステルやアクリル、綿のほかにも、麻や珪藻土、天然木、竹など、珍しい素材からつくられたものもあります。
そのなかでも、今回は「洗濯ができるバスマット」にクローズアップ!
表面の加工方法や素材、織り方が違ういろんなタイプのバスマットを使って、どんな違いがあるのかをくらべていきます。
お楽しみに!
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