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浮き輪の選び方

失敗しない浮き輪の選び方。大人と子供のサイズを選ぶときのポイントとは?

おでかけ

海やプールに欠かせない物と言えば「浮き輪」。浮き輪には子ども用から大人用まで、色んなサイズや種類がありますが、事故防止のためにも、浮き輪は自分に合った適切なサイズを選ぶことが大事です。この機会にぜひチェックしてみてくださいね。

キッチン道具の担当者。元司書であることから、モノを買うときは納得するまで調べ尽くす性分。ハウジーではクラスコと一緒に100を超えるキッチン道具の比較や検証を実施。本当に気に入ったキッチン道具の紹介や「困った!」を解決する記事をお届けしていきます。

あなたに合った浮き輪は【年齢別】サイズの選び方

浮き輪というと、安全のために使うイメージが強いかと思います。でも実は、自分の体格に合わない大きなサイズの浮き輪を使っていると、それが原因で事故につながってしまうこともあります。

そこで自分に合った浮き輪をきちんと選ぶことが大事です。そのためには、まずは胸囲をちゃんと図りましょう。その上で、どのサイズの浮き輪が合っているのかをチェックしてみましょう。

<正しい胸囲の測り方>

胸囲とは、脇下で水平に胸周り(一周分)を測った数値のことです。胸囲を正しく測るには、普段通りの呼吸をしている状態で計ることが大事です。不自然に大きく息を吸った状態では、正しいサイズが測れません。

大人の場合、ぴったりな浮き輪サイズとは

浮き輪を使う大人女子

大人の男性の方や女性には、100cmサイズ以上の大人用がおすすめ。小柄な女性だと90cmの浮き輪でも十分使えるでしょう。 体型などによっても差があるので、胸囲の目安も書いておきますね。

  • 胸囲が78cm前後:90cmサイズ
  • 胸囲が80cm前後:100cmサイズ
  • 胸囲が85cm前後:120cmサイズ

なお、大人が2人で一緒につかまるような使い方をしたい場合は、体型に関係なく120cmの大きめサイズを使うことをおすすめします。

子どもの場合、ぴったりな浮き輪サイズは

子どもの場合は、年齢によってだいたいサイズの目安があります。

  • 3~4歳くらい(胸囲にすると約54cm):45~50cmサイズ
  • 5歳くらい(胸囲にすると約56cm):50~55cmサイズ
  • 6歳くらい(胸囲にすると約58cm):55~60cmサイズ
  • 7歳くらい(胸囲にすると約60㎝):60~65cmサイズ
浮き輪のサイズ早見表
サイズ、年齢はだいたいの目安として考えてください。体型や空気の入れ方で変わりますので注意してくださいね。

3歳未満の子どもにぴったり、3タイプの浮き輪は

ベビー向けの種類はとても少なく、3歳以上からの使用を推奨しているメーカーがほとんどです。ただ、なかには3歳未満の子どもでも使えるアイテムも。

1~2歳くらいの子ども向けの浮き輪の形状は、大きく分けて3タイプあります。

定番の浮き輪【ドーナツ型】

ドーナツ型の定番の浮き輪

一般的な浮き輪の形であるドーナツ型。
小さな子どもにとっては抜け落ちる可能性もあり、自力で輪に掴まる必要があります。なるべくアームリングなどとの併用をおすすめします。

また、最初は足の届く場所でゆっくりと慣れさせてあげましょう。

保育園やスイミングスクールなどでプールに慣れている子どもであれば、早くから上手に使えることもあります。浮き輪を選ぶときは、保護者の方が支えやすいようにヒモがついているタイプがおすすめです。

怖がりな子どもでも安心のベビーボート【足入れタイプ】

足入れタイプの浮き輪

「ベビーボート」「ベビーフロート」などとも呼ばれるタイプ。この足入れタイプは座っていられるので、赤ちゃんや小さな子どもにとっても安心感があります。
必死にしがみつく必要もなく楽なので、水に入るのを怖がる子どもにも向いています。

しかし一方で、他のタイプよりも転覆しやすいというデメリットがあります。このタイプは足が固定されているため、いざというときに脱出しにくく、プールによっては使用を禁止されているところもあります。念のため、転覆しにくい二重構造になっているものを選ぶと安心です。

長く使えて安心な浮き輪【アームリング】

腕を通して使う浮き輪アームリング

アームリングは、腕を通すだけで使用できるため着脱が簡単。転覆の危険もなく、長く使える人気のタイプです。

このアイテムを選ぶときは、空気の部屋が2つある2気室タイプであれば、万が一、片方のリングが破損した場合でも急激に沈まないので安心。

たいていは生後18ヶ月くらいから使えますが、最初は足の届く浅い場所で練習してみましょう。大人がアームリングの端を持って支えてあげながら、徐々に慣れさせるのがおすすめです。

口にいれても大丈夫? 気になる浮き輪の素材

特に乳幼児の場合は、なんでも口に入れたり舐めたりしてしまうので、素材についての安全性も心配だなという方も多いかと思います。

浮き輪の素材は、塩化ビニル製(PVC)のものが主流。ただし、これを柔らかくするための素材「可塑剤(かそざい)」についてはさまざまなものが使われています。

例えば、生後1カ月頃の赤ちゃんから使えるベビー用首浮き輪の定番「スイマーバ」では、安全基準に適合した可塑剤を使っています(「非フタル酸エステル類」という素材表記がされています)。フタル酸エステル類の一部は、国際基準で厳しく規制されています。不安な方はなるべく避けた方がよいでしょう。特に安全性を重視する方は「非フタル酸エステル類」や「ノンフタル」といった表記のあるものや「子供にやさしい素材」マーク(おもちゃの安全基準に適合した空気入れやビニールおもちゃ類に付いています)が付いてるものを選ぶことをおすすめします。

海などで楽しさが倍増するおすすめアイテム

浮き輪とはまた全然違った楽しさが魅力のフロートや砂浜でアクティブに遊べるウォーターガン(水鉄砲)などについてご紹介します。海やプールでの時間をさらに楽しむために、ぜひチェックしてみてください。

子どもたちも大喜びするフロート

シャチの形のフロート

プールや水遊びで使うグッズの中でも特に、幅広い年齢層の方も楽しめるのが「フロート」です。色んな形がありますが、もっとも定番なのがシャチの形。バナナやカモノハシ、フラミンゴなんていう変り種もあります。

フロートは空気をパンパンに入れ過ぎると、上に乗るのがかなり難しいので要注意。押すと少し凹むくらいの空気量で十分です。乗った後は方向転換が難しく、自分で移動するのは困難なので、子どもが乗る場合はパパやママが押してあげましょう。

大人も本気で楽しめるウォーターガン(水鉄砲)

<p>ウォーターガン</p>

ウォーターガン

アイテムを見る

さらに手軽に楽しめる、ウォーターガン(水鉄砲)もおすすめ。最近のウォーターガンは、かなり飛距離が長いのが特徴です。威力が強力なものや引き金を引くだけで連射できる電動式のものなど、種類も豊富です。リアルなフォルムのものやユニークな性能を持ったものもあるので、子どもだけでなく大人も本気で楽しめますよ。

<ウォーターガンで合戦ゲームを楽しもう
ウォーターガン(水鉄砲)で遊ぶときには、特に複雑なルールは必要ありません。「撃たれたら負け」というシンプルなもので十分白熱した合戦ゲームを楽しむことができます。必要なモノも、人数分のウォーターガンと(水を補給するための)バケツくらい。

グループで対戦するのもいいですが、鬼ごっこのように1対1でも遊ぶのもひとつの手。撃たれた後も復活できる条件や陣地を設定するなど、オリジナルでルールを追加しても楽しいでしょう。100均で売られている水風船を手榴弾代わりに使ってみるのも◎。

ほかにはこんなに楽しみ方も

ビーチマットの活用方法

ゆったりと遊びたい時は「ビーチマット」もおすすめ。ボートのように水に浮かべても楽しいですし、砂浜で少し休みたいときにも便利なアイテムです。

ビーチマットやフロートは浮き輪よりも口で空気を入れるのがかなり大変なのでできれば足踏み式のタイプや電動式の空気入れがあるといいですね。ちなみに、これらの空気を抜くときは、空気口にストローを差し込む(弁の向こう側までしっかり差す)と、普通のやり方より手早く空気が抜けますよ。

万全の準備で海やプールを楽しもう

浮き輪のサイズを確認して海やプールを楽しもう

楽しい思い出づくりのためにも、浮き輪は使う人にぴったりのものを選びたいですね。
特に子どもの場合は成長も早いので、今の身体に合っているか、お出かけ前に確認してあげましょう。

また浮き輪を探している人は、ECショップ「ハウジー」で探してみてくださいね。

この記事が、海やプールでの最高の夏の思い出につながれば幸いです。

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