食器と雑貨が大好きな元ライフスタイル雑誌編集者。カオス状態の部屋をなんとかするべくミニマムに暮らすことを目指しています。雑誌編集者の経験を生かしたコーディネート記事やミニマムな暮らしに関する記事を配信中。
最近ではおしゃれなデザインの風呂敷が次々に販売され、人気になっています。風呂敷は結び方次第で、荷物を入れられるバッグに変身するのが魅力的な点。
そこで今回は、簡単にできる風呂敷エコバッグの結び方をご紹介します。レジ袋が不要になる、エコな風呂敷の使い方をマスターしましょう。
風呂敷エコバッグの魅力は?
昔は、贈り物を包むという使い方が主流だった風呂敷ですが、最近はエコバッグにもなると街の雑貨屋さんでもよく見かけるようになりました。昔ながらの和柄だけでなく、デザイナーの手によるテキスタイルや包むと何か?にになる柄もあって、ラインナップも豊富に。
さらに「ゴミをださないギフトラッピング」として、NYタイムズ誌で取り上げられ逆輸入的にトレンドにもなっていて、めっちゃ気になっていた私。「アクアドロップ」という風呂敷をとうとう手に入れました。
- コンパクトにたためるので、バッグに入れておいてもかさばらない
- 布素材で軽く、持ち運びの負担にならない
- いろいろな形の荷物にフィットする
そこで今回、お気に入りの風呂敷を使って、風呂敷エコバッグを作ってみることにしました。風呂敷の大きさは、70cmの中盤サイズ。普段のお買い物で活躍しそうな、4パターンの結び方にチャレンジします。
一番簡単!風呂敷エコバッグの結び方
まずは、端と端を結ぶだけで簡単にできるエコバッグの作り方をご紹介します。中に入れたモノを見せたくない時に便利です。
<結び方>
手順1.風呂敷の裏側を上にして広げます。
手順2.右側の両端を持ち、2回結びます。
手順3.左側の端も2回結びます。
4、ここで、袋状になった風呂敷の真ん中に荷物を入れます。
手順5.片方の結び目を、もう片方の結び目の下に通します。
写真では、赤い結び目を左から右に向かって、オレンジの結び目の下に通しています。
手順6.結び目を通したところです。左側にあった赤い結び目が、右側にきました。
手順7.通した結び目を、引っ張りながら形を整えれば完成。引っ張った部分がエコバッグの持ち手になります。
結んでみた感想
一見難しそうに見えますが、実は端と端を結ぶだけ。手順が少なく覚えやすいので、「次どうするんだっけ?」と迷うこともなさそうです。結び目をピンと横に引っ張るようにして整えると、リボンが2つ並んだようになって、かわいい仕上がりに。中身が見えないので、入れたものを隠したい時や、バラバラこぼれ落ちそうなモノを包む時にも活躍しそうです。
ヨコから出し入れOK!風呂敷エコバッグの結び方
次は、しずく型になるエコバッグの結び方です。むずび目の下にすき間ができるので、手を入れて簡単に中身を出し入れできます。結ぶ位置を変えることでエコバッグの大きさを変えられるのがポイント。大きな荷物も小さな荷物も入れられるので、ぜひ知っておいてほしい結び方です。
<結び方>
手順1.表を内側にして三角に広げます。
手順2.左右の両端をそれぞれ1回結びます。
手順3.上の1枚を下に向かって広げます。
手順4.裏返し、左右の結び目を中央に向かって、少し折ります。
手順5.上下の布の端を持ち、中央で1回結びます。
手順6.輪っかを作るようにして小さく2回結び、形を整えれば完成。
結んでみた感想
手順2の「左右の両端を結ぶ」ところで、端のほうで結べば大きな荷物が入るエコバッグに、中央寄りで結べばコンパクトなエコバッグになるので、入れたいものの大きさに合わせられるのがいいなと思いました。エコバックに入れるとおかずが偏ってしまうお弁当。でもこの包み方をしっているだけで、おの悩みが解消されます。横からラクに出し入れできるのもポイントで、ペットボトルを持ち歩くときにも便利。お出かけ先でも活躍しそうです。
ボトル1本をラクに運べる!風呂敷エコバッグの結び方
風呂敷は、ワインやペットボトルといった細長くて背の高いボトルも包めるというのも大きなメリット。エコバッグに入れると倒れてしまうボトルも、この結び方をしっておくと心配なし。1本の場合と2本の場合で結び方が異なるため、まずはボトル1本を包む結び方からチャレンジします。
<結び方>
手順1.風呂敷の真ん中に、ボトルを立てて置きます。
手順2.手前と奥の布の端を、ボトルの上で1回結びます。
手順3.左右の布の端を持ち、後ろで交差させて、前にもってきます。
手順4.前にもってきた部分を、ボトルの真ん中あたりで2回結びます。
手順5.ボトルの上で結んだ布をねじります。
手順6.両方ねじり、ねじった端を2回結べば完成です。
結んでみた感想
真ん中の結び目がリボンのようになって、かわいい仕上がりになりました。ホームパーティや誕生日で、ワインをプレゼントするときのラッピングにもぴったりですね。ねじった部分が持ち手になって、重いボトルでも片手で持ち運べるようになるのも便利な点。ボトル以外にも、長いモノを運びたいときに重宝しそうです。
ボトルを2本包める!風呂敷エコバッグの結び方
自在に形が変わる風呂敷ならではの活用法。ボトル2本もラクラク運べる結び方です。
<結び方>
手順1.ボトル2本を、風呂敷の中央に寝かせて置きます。ボトルの間は、こぶし1つ分くらいを目安にあけておきます。
手順2.手前の布をボトルにかぶせ、ゆるまないように気を付けながら、くるくると巻いていきます。
手順3.巻き終わったら、巻き終わりの布の端が上にくる位置で置きます。
手順4.巻き終わりの端を、はさみ込むようにして、2本のボトルを起こして立てます。
手順5.ボトルを立てたところです。
手順6.上にきた布の端を、2回結んで形を整えれば完成。
結んでみた感想
手順4で、巻き終わりをはさんで固定することで風呂敷がゆるみにくくなります。またボトルが1本ずつ布でカバーされるので、瓶同士が当たって割れる心配もなし。ボトル2本を片手で運べるようになるのもうれしいですね。複雑な形状にも対応できる、風呂敷の柔軟性に感動しました。
風呂敷エコバッグは、ミニマリストにもぴったり
風呂敷エコバッグは、小さなものでも大きなものでもちょうどフィットするように包めるのがいいところ。大きさ違いのエコバッグを何種類も用意する必要がなく、ミニマリストを目指している私にぴったりだと思いました。もちろん、レジ袋を買わずに済むので、お財布や環境にもやさしいのも◎。
ご紹介した結び方を覚えて、ぜひいろいろなシーンで活用してみてくださいね。
ちなみに今回使った風呂敷は、色使いがおしゃれな「アクアドロップ FRUIT FARM」。テキスタイルデザイナーである鈴木マサルと、風呂敷の専門店「むす美」がコラボしたアイテムです。
アクアドロップ FRUIT FARM
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