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狭いトイレでも使いやすくてスッキリ!トイレ収納の整え方【プロの収納実例】

わが家の狭いトイレの問題点

まずは、わが家のトイレの現状をご紹介していきたいと思います。

“スッキリ見せ”を叶えるために、以下のようなことを工夫しています。

<スッキリしたトイレにするための工夫>

現状のトイレでも清潔感はあるし、物が少ないので、見た目もスッキリしています。ですが……! トイレに必要なモノを使いやすように収納する場所がないのです!!

トイレの入口ドア上あたりに棚はありますが、位置が高すぎて、踏み台がないと届きません。踏み台をトイレの個室内に持ち込むのも、衛生的に気が進まず、せっかくある収納棚ですが、ほとんど使っていない状況でした。

トイレットペーパーは別の場所でストックしているので、うっかり補充を忘れてしまうと大変!「ママー、トイレットペーパーとって~」と呼び出しコールが……。ほんのちょっとしたことですが、不便さを感じていました。

うちのトイレは、収納したいものが収まっていない「すっきりキレイ見せかけトイレ」だったのです。

STEP1.狭いトイレに、まず「収納したいモノ」を見直す

まずは、「トイレに収納したいモノ」と「トイレで使いたいモノ」を集めていきます。

もともとトイレに置いたあったモノはもちろん、収納スペースがなかったりどう収納していいかわからなかったために、トイレに置いていなかったモノも集めてみました。

その上で、考えたトイレに収納したいモノはこちら。

今まで、トイレに収納していなかったモノもいろいろと集まってきました。

STEP2.「収納する場所=定位置」を作っていく

次に考えるのは、収める場所です。どこに置いてあれば、「すっきり」かつ「使いやすい」かを考慮しながら、収納する場所「定位置」を作っていきます。

トイレ収納の場合、収めるモノの種類や場所が限られていることもあって、ほかの場所よりは比較的簡単に定位置を決められます。ご参考までに、私がいつも片付けるときにやっている「定位置を決める手順」をお伝えしようと思います!

【定位置の決め方のコツ1】使用頻度で分ける

「トイレに収納したい」と集めたモノの使用頻度をまず考えます。その使用頻度別に、置き場所を分類します。

【定位置の決め方2】誰が使うモノなのかで分ける

パパやお客様が使うものなら、「ここにあるよ」と言わなくても視覚的に理解してもらえるような場所に置いた方が、自分も相手もノンストレス。

また子どもたちも使うモノなら、手に届きやすい場所に置いておいたほうがよいですよね。

自分だけが使うモノで使用頻度の少ないモノなら、多少使いにくい場所でもちゃんと管理できそうだなー。こんな風に自分なりに意味をつけながらカテゴライズしていきます。

【定位置の決め方3】使う頻度×使う人を掛け合わせて考える

「使用頻度」と「使う人」という2つの条件を掛け合わせていくことで、だいたいの定位置は決まってきます。

こんな感じに収める場所・管理する定位置が決まりました。

STEP3.狭いトイレに合う「収納アイテム」を使う

収める場所は決まったら、どんなふうに収納するか「収納アイテム」を考えます。収納アイテムを使うと……

といったメリットがあります。収めたいモノを収めたい場所にしっかり管理するには、収納用品という魔法のアイテムの利用が必須条件になるのです!

高い棚に収納するトイレットペーパーは「ワイヤーかご」に

はじめにも書いたのですが、わが家のトイレ収納の棚は高い位置にあるため手が届きにくく、これまで利用を敬遠してきました。

でもトイレットペーパーのストックなど、どうしてもここを「定位置」にしておきたいモノがあります。そのまま、棚の上に直置きしてしまうと、パッケージが丸見えで生活感が出すぎるし、棚の奥に入ってしまったときに踏み台がないと取り出せなくなってしまいます。そこで利用してみたのが「かご収納」です。

メッシュ素材になっている“ステンレス製バスケット“なら、メッシュ部分に指を引っかけて、高いところからカゴを引っ張り降ろすのも、楽ちんです。トイレットペーパーは主に白や無地のものなので、メッシュの間から中身が見えても、雑雑とした印象になりません。むしろ中身が見える方が在庫管理もパッとひと目で見てわかるので、わが家にとっては便利でした。

かごは、無印良品の「ステンレスワイヤーバスケット」を利用しています。ステンレスで耐久性がしっかりしている点や清潔感のある見た目がお気に入りです。だいたい幅37×奥行26×高さ18cmサイズのカゴなら、トイレットペーパー12ロールがぴったり入りますよ。

高い棚に収納する見せたくないモノは「横だけメッシュ素材のかご」に

生理用品や掃除用のストック品は、パッケージがカラフルで、見えないように収めたいもの。そこで、同じ上の棚に置くかごでも、正面部分は目隠しされているものを使います。

わが家では、100円ショップで購入した白のバスケットを利用しています。こちらもサイドのメッシュ部分に指を引っかけることで、高い場所の棚から楽に降ろすことができます。

高い棚に置く使用頻度の高いモノは直置きに

週に1~2回のトイレ掃除に使う除菌クリーナーシートは、かごには入れず単体で棚に置いています。かごにまとめたストック品に比べて使用頻度の高いからです。

いざという時に使うモノは「towerのスリムトイレラック」で手の届く場所に

トイレットペーパーを手に取ってみたら20センチくらいしか残っていなかったときや、次に使いたい人がトイレのドアの前で待っていて消臭スプレーを使いたいときなど、急に必要になるモノは、みんなの視界に入るような場所「スタンバイスポット」を作っておきます。

スタンバイスポットを作るには、狭いトイレの隙間で必要最小限のアイテムをひとまとめにできる収納用品を利用します。

「tower/タワー」スリムトイレラック

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わが家では、今回のトイレ収納を見直しで「towerのスリムトイレラック」を利用することにしました。シンプルで使いやすいデザインが魅力です。

上段がちょうど便座位置と同じ高さになるので、パッと手に取ることができます。これで、食事の準備をしている忙しいときも!TVを楽しむくつろぎタイムにも! 急にトイレから「トイレットペーパーがない~」と、呼び出しコールがかかって邪魔されるということが減りますね。

■「towerのスリムトイレラック」で汚物をゴミ袋に代えて吊るす収納に変更

このラックのよいところは、シンプル設計でコンパクトなところはもちろん、スチール製であることです。わが家ではこのメリットを活かして、100円ショップで購入したクリップ式マグネットを使い、汚物用のごみ袋を吊るしています。

汚物入れ用ダストボックスは、使用頻度は低いけれど必要なもので、トイレの足もとに置いておくことが多いかと思います。でも、フタにホコリがかぶってしまいやすいく、掃除のたび拭き掃除をするのもちょっとした手間ですよね。

「狭いトレイ内で、すみっこに追いやられたダストボックスにゴミが捨てづらい」というのも難点だったので、思い切ってダストボックス制を廃止しました。

ホテルのユニットトイレでも、汚物入れ袋がフックにかかっていますよね。そんなイメージです。

「towerのスリムトイレラック」でスマホ一時置きも可能に

また「towerのスリムトイレラック」を設置したことで、他にもうれしいメリットがありました。「スマホのチョイ置き棚」ができたんです!

ポケットに入れたスマホをトイレに落としそうになった経験、皆さんはないでしょうか。便座に座る前に、ちゃんとスマホを置くスペースがあったら安心です。トイレで長居したい男性のみなさんも、ちょっとスマホを置ける場所があると便利ですよね。

「towerのスリムトイレラック」で配線も隠れた!

それともうひとつ、コンセントや排水栓を隠すことができました!
これまでも、掃除用のブラシやダストボックスで目隠ししたつもりではいたのですが、前にものを置くことで余計に目についてしまっていた気が……!?

それを解消してスッキリすることができました。

トイレ収納を見直したことで起こった変化

今回、ダストボックスを置かないことにしたのを機に、トイレ掃除用ブラシも「流せるトイレブラシ」に交換しました。

「tower/タワー」流せるトイレブラシスタンド

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実は、以前にも「流せるトイレブラシ」は使っていたのですが、付属のスタンドが不安定でだんだん面倒になり別のものを利用していたのでした。今回、トイレラックを探しているときに見つけたのが「流せるトイレブラシスタンド」です。ブラシが安定して収納できるうえに、とにかくコンパクト!!排水管の隙間にすっぽり収まりました!

その前にトイレラックを置いて……

すっきり!!
狭くても収納がしやすく使いやすいトイレの完成です。

どうしたいかトイレの理想を書き出してみて

片づけたい、収納をすっきりしたい。そう思う時には、きっともととなる悩みやこんな風にしたいといった理想があるはずです。

まずは、今困っていることに耳を傾けて。理想を書き出してみて。
収納方法や収納グッズは、私たちの暮らしの中での悩みを解決してくれる魔法をかけてくれるものとして、上手く活用してみてくださいね。

公開日:2020年4月20日
更新日:2024年4月11日


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