ニューヨーク近代美術館、通称「MoMA」にパーマネントコレクションとして所蔵されている「バタフライスツール」。その生みの親、柳宗理。世界の多くのデザイナーからリスペクトされる、日本を代表するプロダクトデザイナーです。
彼が数十年にわたって指示される理由。それは彼の作り出すプロダクトが、単に造形美を追求したアートコンシャスなモノであるということにとどまらず、使い勝手が驚くほどよいから。「人間工学」という言葉が生まれる遥か前であったのにもかかわらず、柳宗理のプロダクトが描く絶妙な曲線は、微に入り細に入り計算されていて、手にすんなりなじむものばかり。だからこそ、このトングもおすすめなんです。
トングといえば使い勝手が悪いと、小さな食材をうまくつかめずイライラが募るばかり。でも柳宗理デザインのトングに、その心配はなし。食材のつかみやすさだけでなく、鍋を傷つけないよう配慮された曲線、水切れと汚れの落としやすさを考えた穴の大きさ、手になじむ柄……どこを切り取っても「機能美」を体現しています。まさに逸品と呼ぶにふさわしいアイテムです。
ボディは「18-8ステンレス鋼」という高品質のステンレスを使用。さびにくく頑丈という素材にもこだわった品。まさに「時代を超越して愛される理由」が詰まったトングです。
▲写真撮影:haru.
ねこ店長の今日のひと言
逃げられそうなぼくのお魚も、これなら捕まえられる?