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大掃除は家族でシェア! 分担して効率がアップするコツ【わが家の大掃除レポート】

家族でシェアするわが家の大掃除リポート

わが家の大掃除が効率アップしたワケ

わが家は妻、私、中2長女、小3長男の4人家族で夫婦共働き。以前は「年末には必ず大掃除を行うもの」という固定概念もあり、仕事納めの次の日から休む間もなく大掃除に取り組んでいました。

ただ、夫婦ともに「掃除しなきゃ」という義務感だけで、準備もせずに大掃除をしていたので、なかなか作業が進まず、年内に終えられなかったり、途中でギブアップしてしまったことも。そんなわけで毎年、せっかくの年末年始にゆっくり休めないという、残念な過ごし方をしていました。

大掃除をやめたきっかけは、3年前。仕事の都合でどうしても大掃除ができないことがありました。
その時に「掃除しなくても、年を越せる」と開き直って大掃除をやめてみたところ、思いのほか充実した年末年始を過ごせたのです。

それ以降、力の入った年末の大掃除はせず、家族みんなでパパっと掃除に取り組むスタイルに変えました。

大掃除をしないことへの後ろめたさは少しありますが、早く終わらせるための協力をし合うことで、家庭内のピリピリ感もなくなり、リラックスした時間を過ごせるように。効率的に短期間で掃除を進めていくので「大掃除、めんどうだなぁ」と思っているご家庭に、とてもおすすめのスタイルです。

年末大掃除を効率よくすませるための3STEP

年末に大掃除をしないかわりに、わが家では「手早く」「短時間で」「ムリなく」「簡単に」をテーマに、効率のよい掃除を目指しています。そのためには準備はかなり細かく行う必要があります。

毎年だいたい12月初旬頃から準備し始めますが、具体的にどのように準備をしているかを、3つのステップでご紹介します。

【STEP1】「掃除のスケジュール」を決める

まず、「掃除をする日」を決めるのが第1歩です。

わが家では、家族全員が年末の予定をそれぞれ報告し合い、12月初旬頃には掃除をする日程を決めます。仕事や部活動、習い事などで、多少変わることもありますが、早めにスケジュールを決めておくことで、「予定を合わず、結局掃除できなかった」ということを防ぎます。

カレンダーに書きこんでおけば、掃除をする日をうっかり忘れて、予定を入れてしまうなんてこともなくなりますよ。毎年1日で終わってしまうのですが、無理なく掃除できるように、一応「掃除日」として2日間あてるようにしています。

【STEP2】「掃除する場所」を決める

掃除する日が決まったら、次に「掃除をする場所」を決めます。掃除をする場所は、以下の2つの基準で家族全員で話し合って決め、不公平感が出ないようにします。

「ここをキレイにした方がよい」という意見をそれぞれ持ち寄り、家族全員が賛成したら、年末に掃除をするようにします。みんなで協力して掃除をする雰囲気を出していくとよいでしょう。

ちなみに今年は、「壁が汚いと、部屋全体が汚く見える!」という長男の意見で、壁の掃除を行うことになりました。

これら2つの基準に当てはまらないときは、多少汚れていても生活に困らないと判断して「掃除しない」ようにしています。

「これぐらいならすぐ掃除できちゃう」と少しずつ追加して、結局手に負えなくなってしまった経験があるので、基準に満たない場合は、スッパリあきらめることも大切です。

ちなみに下記は、今年のわが家では「年末に掃除しない場所リスト」です。

【STEP3】「掃除をする担当者」を決める

掃除の担当も話し合いで決めますが、家族全員が納得して気持ちよく掃除したいので、なるべく子供たちの希望に沿うようにしています。そうすると、子どもたちからの不満もあまり出ず、それぞれ責任感を持って掃除するようになると思います。

これが今年の掃除担当のリストです。「お掃除リスト」を作って冷蔵庫に貼り、いつでも見えるようにしています。

ちなみに今年は「掃除日」の初日に、トイレ掃除(妻)、窓と網戸拭き(私)、飾り棚のホコリ取りと電子レンジ掃除(長女)、壁の汚れ拭き(長男)というふうに掃除することになりました。「掃除日」2日目は、おもちゃなどが散らかっている長男の部屋を、全員で整理整頓する予定です。

あらかじめ、掃除場所と掃除内容のリストを作成しておくとスムーズですよ。わが家で実際に使っているリストを元にしたテンプレートをご用意してみました。ダウンロードはこちらからどうぞ。

掃除のモチベーションを持続させるために必要なコトは?

準備したことを活かし、短時間で手早く掃除を終わらせるために必要なことは、モチベーションとやる気をいかに最後まで持続させるかということではないでしょうか? 年末の掃除を効率的に終わらせるために、わが家で実践していることを3つご紹介します。

掃除の便利グッズをそろえる

いざお掃除を始めようとして「掃除道具や洗剤がなくてモチベーションが落ちてしまった」ことはありませんか? そうしたムダや非効率をなくし、掃除を手早く終わらせるために便利なお掃除グッズを準備しておきましょう

わが家では、掃除場所と日程が決まったら、すぐに100円均一ショップに行き、必要なグッズを買いそろえるようにしています。使わないものまで買ってしまわないよう、計画を決めてからの購入がおすすめです。

ちなみに、今年のお掃除グッズの目玉は、トイレや壁掃除用に購入した「マイクロファイバーぞうきん」。初めて使うので、どれだけ汚れが落ちるか楽しみです。新しいアイテムで掃除すれば、モチベーションも上がって、断然スピードもアップしますよ。

家族全員で同時に掃除する

仕事などで、メンバーの一部だけ関係ないことや休憩をしていると、他の人にも影響して、全体の効率が落ちてしまうということはありませんか?

作業効率を落とすことなく年末の掃除を終わらせるために、わが家ではルールを2つ決めています。

1.掃除は、家族全員で同じ時間に同時に行う。
2.自分が担当する場所が終わったら、終わってない場所を手伝う。

一人でも掃除を怠けると、全体の効率は落ちてしまいますが、反対に、全員が刺激し合いながら掃除することができれば、効率はよくなると思います。

それを狙って、わが家では一緒に掃除をすることをルールにしているのですが、子どもたちはお互い競争しながら掃除するので、結果的に短時間で掃除を終えることにつながりますよ。

また、自分だけ終わっても全員分の掃除が終わらないと終了にならないので、自ら積極的に手伝うようになります。それも掃除のスピードアップの要因になっています。

小言は我慢する

子どもが掃除した場所はチェックも細かくなり、ついひと言言いたくなってしまうものですよね? 妻と私も、以前はガマンできずに口出しして、子どもがへそを曲げてしまうこともありました。しかし最近は、言いたいことが山ほどある時でも、子どもの掃除に対して口出しせず、グッと堪えるようにしています。

子どもたちの掃除へのモチベーションの維持が、年末の掃除を効率よく終わらせる最大のポイントのひとつつなので、少なくとも年末の掃除が終わるまでは、我慢することをおすすめします。小言をガマンすると、掃除の効率化という面だけなく、自らベストの掃除方法を考え、実践するようになるので、子どもたちの主体性を育むという面でもメリットがあると思います。

ムリせず掃除に取り組もう

わが家の、年末の掃除事情をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

掃除が必要な場所の中には、どうしてもやりたくない苦手な掃除もあるかもしれません。そんなときは、ハウスクリーニング専門の会社などの掃除のプロに委託してしまうのも、ひとつの手です。費用はかかりますが、苦手な掃除から解放されるので、気持ちに余裕をもって年末を過ごせますよ!

「大掃除しなきゃ」とがんばりすぎると疲れてしまうので、あまり気負いすぎず、自分のペースで年末の掃除に取り組むことが大切なポイントです。効率よく掃除を行えば、その分リラックスしたり、どこかに行ったりする時間も作れるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

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