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卵焼き器おすすめ14選。お弁当作りがラクになるものから人気ランキングまで紹介
お弁当や朝食の定番おかずでもある卵焼きは、フライパンを使って焼くよりも専用アイテムである「卵焼き器」で焼く方が手軽できれいに仕上がります。
卵焼き器には色々な素材やサイズのものがあり、どんなふうに選べばいいのか迷ってしまうことも。
今回は、そんな「卵焼き器」のおすすめアイテムをピックアップしてみました!
一人暮らしにぴったりの卵1個から調理できるものやフタつきの便利なタイプまで、色々と魅力的な卵焼き器をご紹介します。

卵焼き器(卵焼きパン)選ぶ時の3つのポイント

一見、どれも同じように見える「卵焼き器」ですが、実は形状・素材・サイズによって、使い勝手や卵焼きの仕上がりが大きく変わります。
ここでは、卵焼き器を選ぶときの簡単なポイントをご紹介します。
【1】素材の違いをチェック
卵焼き器の素材としては、鉄、銅、ステンレス、アルミニウムなどの種類があります。
それぞれの素材ごとに特徴があり、卵焼きの仕上がりに違いが出るのはもちろん、お手入れや使い勝手も異なります。
- アルミニウム
軽くてお手入れも簡単なので、日常使いにぴったりの素材。安価で手に入れやすいのも魅力です。食材をくっつきにくくするコーティングに寿命があるため、2〜3年で買い替えが必要になります。 - 鉄
保温性に優れ、熱をしっかり蓄えて食材にじっくり伝えます。焼き目もつきやすいので、香ばしい仕上がりに。くっつかないようにするために、使い始めは油ならしという作業が必要です。しっかりお手入れすれば長持ちします。 - 銅
金属の中でも熱伝導率の高さはトップクラスで、プロも愛用する素材。均一に熱が伝わるため、卵焼きがふっくらとおいしく仕上がります。鉄と同様に油ならしが必要で、湿気に弱くさびやすいというデメリットがあります。 - ステンレス
サビや腐食に強く、耐久性の高い素材です。ただし、熱伝導性は他の素材より劣るので、調理の際には熱ムラによる生焼けに注意が必要です。アルミなどと多層構造にして熱伝導性を高めている卵焼き器もあります。
どの素材がいいか迷った場合は、料理初心者の方であれば、アルミニウムに「フッ素樹脂加工」が施されたものが入門用としておすすめ。
お手入れも簡単で、普段使いのフライパンと同じように扱うことができます。
また、ご家庭のコンロの熱源に対応しているかどうかも、あわせてチェックしておきましょう。
特に銅やアルミニウムの場合は、IH対応と明記されていないと使えないことがあります。
【2】サイズの違いをチェック
家庭で使いやすい卵焼き器として一般的なサイズとされているのは幅14~15cmのもの。
これは、卵3~5個で卵焼きを作るのにちょうどよい大きさです。
選ぶときの参考になるように、標準サイズ以外の卵焼き器の大きさの目安についてもまとめてみました。
- 小さめサイズ(幅8cm前後)
卵1~2個を使った卵焼きを焼くのにちょうどいいサイズ。一人分のお弁当のおかず作りや一人暮らしの方におすすめです。収納する時もほとんどスペースを使いません。 - やや小さめのサイズ(幅10~12cm程度)
卵2個でもほどほどの厚みに焼けるサイズです。2人分のお弁当用の卵焼きを作るなら、4切れに切ってちょうどよいこのくらいの幅が使いやすいでしょう。 - 標準サイズ(幅14~15cm程度)
卵3~5個くらいを焼くのにちょうどいいサイズ。2~3人家族におすすめです。 - 大きめサイズ(幅18~20cm程度)
卵6個以上で焼くのにちょうどいいサイズ。4人以上の家族やおもてなしなどで卵焼きを大量に焼く機会が多いときにおすすめです。
大きいものほど重さもあるため、やや扱いにくくなります。
なるべく、家族の人数や作りたい量がどのくらいかに応じて、普段使いしやすいサイズを選ぶとよいでしょう。
【3】形状の違いをチェック
家庭向けの卵焼き器は、細長い形状のものが一般的です。
最近の卵焼き器には、中に仕切りがついていて一度に様々な料理を仕上げることのできるという、便利でユニークなものも。
どんなふうに使いたいかによって形状を選んでみてくださいね。
また、プロ向けのものが多い銅製の卵焼き器の場合、大きく分けて「東(あずま)型」と「西型」の2つの形状のタイプに分かれています。
これは関東と関西で卵焼きに違いがあるためで、それぞれの卵焼きをおいしく焼くための形状になっています。

■東(あずま)型
「東型」の卵焼き器は、幅と奥行きの長さがほぼ同じ正方形で、角型とも呼ばれています。
関東の卵焼きは、やや濃い目の味つけで、甘くふわっとした食感が特徴。
たっぷりの卵を流し入れて厚焼きにするため、正方形の卵焼き器の方が作りやすいです。

■西型
「西型」の卵焼き器は、細長い長方形で角長型とも呼ばれます。
関西の卵焼きは、甘さは控えめで、だしのうま味や塩味が効いた、少ししょっぱさを感じる味つけが特徴。薄く焼いてから何度も返して巻くという作り方をするので、細長い形状の方が向いています。
最近では「四角いフライパン」も人気です。あえて大きい角型の卵焼き器を選び、卵焼き以外の料理でも使ってみるというのも、いろいろと料理の幅が広がってよいかもしれませんね。
タイプ別! 卵焼き器のおすすめ14選
それでは、卵焼き器のおすすめを紹介していきます。
フタつきのものや、他のおかずも同時に調理できる便利なタイプもあるので、ぜひチェックしてみてください。
料理初心者にぴったり!くっつきにくく扱いやすい卵焼き器
初めて卵焼きを作るときでも失敗しにくい、使い勝手のよい定番アイテムを選んでみました。
くっつきにくいコーティングがあるものの中から、なるべく丈夫で長持ちするものをピックアップしています。

ゼンコウキン IH軽量玉子焼
ゼンコウキン IH軽量玉子焼
軽量で扱いやすく、熱伝導率に優れたアルミニウム合金の卵焼き器で、きれいにムラなく調理することができます。
フッ素樹脂加工でこびりつきにくく、汚れも落としやすいのもうれしいポイント。
取っ手には引っ掛け穴があるので、掛けて収納することができます。

和楽亭
和楽亭
熱が速く伝わり、お料理がムラなくキレイに仕上がるオール熱源対応の卵焼き器です。
内側に施された圧縮フッ素コート加工で、食材がくっつきにくくなっています。握りやすくすべりにくい、おしゃれな木目調のシリコン製ハンドルもおすすめのポイント。

ソフィアⅡ エッグパン
ソフィアⅡ エッグパン
ステンレスとアルミの全面2層構造で熱効率に優れた卵焼き器です。
コゲつきを防ぐフッ素樹脂コーティングが高密度で施されており、卵がくっつきにくく、お手入れも簡単なので料理初心者の方にもおすすめのアイテムです。
一人暮らしにぴったり!卵1個でOKの卵焼き器
卵1個からきれいに卵焼きを作れる、コンパクトな卵焼き器です。
卵焼き以外にも便利に使える角型のものも一緒にご紹介。

鉄弁当用玉子焼き
鉄弁当用玉子焼き
コンパクトでお弁当のおかず作りなどにぴったりな鉄製の卵焼き器です。
シリコン樹脂塗膜がされているので、空焼きや油ならしをせずに使えます。1.6mm鋼板を使用しているので、熱が均一に伝わり焼きむらが少なく、きれいに仕上がります。

ちっちゃい玉子焼パン
ちっちゃい玉子焼パン
食パンの上にピッタリ乗るサイズの卵焼きが作れる、小さめサイズです。
くっつきにくいファイバーラインの凹凸加工が施された鉄製の卵焼き器。熱伝導に優れており、食材のうまみを引き出します。
お弁当づくりにぴったり!1回でマルチに焼ける卵焼き器
こちらは卵焼き以外のお弁当おかずを同時に調理できる時短アイテムです。
洗い物も減るので、毎日お弁当を作る方におすすめです。

センターエッグトリプルパン
センターエッグトリプルパン
3つに仕切られたオール熱源対応のアルミニウム合金フライパンです。同時に3種類のおかずが作れて、時短・省エネに。
真ん中のスペースでは卵1個で卵焼きが作れます。

お弁当ぴったりダブル焼き
お弁当ぴったりダブル焼き
1度で2つの料理ができる仕切り付きのフライパン。こちらは鉄製でIH対応。
ウインナーや野菜を炒めながら、横で卵焼きを作れます。
一人暮らしの方や、ちょっとした一品、お弁当のおかず作りなどにもちょうどいいサイズです。

ひるもぐ
ひるもぐ
1.2cmの高さの仕切りつき、オール熱源対応のフライパンです。
片側は卵1個でお弁当用にぴったりな1人前のふっくらとした厚焼きの卵焼きを作ることができます。
内面に取っ手を固定する出っ張りリベットがないため、洗いやすく汚れがたまりにくくなっています。
料理の幅が広がる!フタつきの卵焼き器
フタがあれば蒸すことができるので、卵焼き以外にも色々な料理に使えます。調理中に中身が確認しやすいものを選んでみました。

ちょい深IH玉子焼&シリコンカバーセット
ちょい深IH玉子焼&シリコンカバーセット
少し深型の卵焼き器とシリコンカバーのセットです。フタはガラス窓なので、調理中に確認できて便利。
本体の内面にフッ素樹脂加工が施されているため、コゲつきにくくお手入れしやすいです。

シリコン玉子焼きカバー
シリコン玉子焼きカバー
ガラス窓で調理中に確認できる卵焼き器専用のフタです。13×18cmサイズの卵焼き器にぴったりです。
耐熱性・耐油性に優れたシリコンゴムを使用。ガラス蓋の周りがシリコン製なので、卵焼き器を傷つけにくいです。
こだわり派におすすめ!仕上がりが違うプロ向け卵焼き器
鉄製や銅製など本格的な素材の卵焼き器で、卵焼きの仕上がりにこだわってみたいという方におすすめです。

ネオキャスチール
ネオキャスチール
本格的な高温調理に適した、オール熱源対応の鉄製卵焼き器です。
熱伝導がよく、食材の芯まで一気に火を通してうま味を閉じ込めます。
使い込むほど油なじみが良くなり、コゲつきにくくなります。

NEWグルメパワー 木柄玉子焼
NEWグルメパワー 木柄玉子焼
鉄製打出しの本格派の卵焼き器です。底面に打出し加工が施されています。
鉄製なので丈夫で長く使え、熱まわりも良いです。
使うほどに油がなじむので、愛着のわく道具に育ちます。

銅職人お弁当用玉子焼
銅職人お弁当用玉子焼
銅製なので、どこに熱を加えても、均等に素早く熱が伝わります。
卵焼きを色鮮やかに、ふっくらと仕上げることができます。他の素材にはない銅ならではの味わいにこだわってみたい方におすすめ。

ameiro(アメイロ) TAMAGOYAKI
ameiro(アメイロ) TAMAGOYAKI
熱伝導にとても優れている銅製の錫メッキ有りの玉子焼き器です。
関西でよく用いられる西型(長方形)タイプなので卵を巻きやすく、お弁当作りにも最適なサイズ。
調理中に取っ手を持っても熱くないレザーカバーと、保管に便利な収納袋つきです。
【番外編】2022年売れ筋ランキング
結局どれを買っていいか迷ったら売れ筋をチェックするのもひとつの手。卵焼き器の人気アイテムを売り上げランキング形式でご紹介します(「リビングート 楽天市場店」調べ)。
1位:軽量ダイヤモンドマーブルキャスト
驚きの軽さで調理中に手が疲れない卵焼き器。コーティングが何層も施されているため、汚れや傷がつきにくく、耐久性に優れています。ガス火専用。
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2位:ひるもぐ ミニ玉子焼
毎日のお弁当作りに便利な、卵1個でも綺麗に焼ける小さめサイズのミニ卵焼き器。収納するときに場所を取らないところも◎。ガス火専用。
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3位:ソフィアⅡ エッグパン
デイリーランキンでも1位を取っている人気アイテム。オール熱源対応の卵焼き器です。
熱伝導がよく、熱ムラが起きにくいです。耐久性に優れ、フッ素樹脂加工の中では結構長持ちします。
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4位:ネオキャスチール
こちらもシリーズで人気の鉄製の卵焼き器。本格派に熱い支持を得ています。
鉄製ながら軽くて扱いやすいのも魅力。使い始めの空焼きが不要なのもうれしいポイントです。
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5位:ネオブル
こびりつきにくく、耐摩耗性に優れたネオブルシリーズの卵焼き器です。
使い勝手がよい軽量タイプで、楽に調理できます。ガス火専用。
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卵焼き器選びに、あなたならではのこだわりを
卵焼き器は、ちょっとした炒め物をしたり餃子を焼いたりと、ミニフライパンのように他の料理にも手軽に使えます。
「卵焼きを作る頻度はそれほど多くはないけど、ひとつは持っておきたい」という方は、他に作ってみたい料理に合わせて形状やサイズを選んでみるのもよいかもしれませんね。
あなたの普段の使い方に合ったお気に入りのアイテムを、ぜひ見つけてください!