家事のコツや収納術、インテリアやおでかけにまつわる話などを通して「わたしらしい暮らし方」をご提案します。

クローゼットを使いやすく整える、収納ケースのおすすめ20選
扉を閉めてしまえば中のごちゃつきが見えなくなるクローゼット。
でもクローゼットの中がきちんと整理されていないせいで、着たい服がどこにあるのか分からない、探しているものがすぐに見つからないとイライラしてしまうことはありませんか?
クローゼットを見やすく分かりやすく整えるカギは、自分に合った使いやすい収納ケースを選ぶこと。
今回は、クローゼットで便利に使えるおすすめの収納ケースをご紹介します。

クローゼットを「3つのエリア」に分けて活用する
クローゼットを上手に活用する秘訣は、まずクローゼット内のスペースを「上段」「中段」「下段」の3つのエリアに分けて、その使いやすさを考えることが必要です。
- 中段:衣類を吊るすパイプハンガーのあるスペース。背の高さにあった場所で一番使いやすい。
- 下段:引き出し式などの収納ケースで有効活用したいスペース。少し屈む必要があるので2番目に使いやすい
- 上段:台にのったり背伸びしたりして出し入れする必要があるので、一番使いにくい。使用頻度の低いものをいれるとよいスペース
このうち、収納ケースを置けるスペースは下段と上段。
屈む必要のある下段と台にのったり背をの場う上段をうまく活用するには、それぞれのエリアに合った収納ケースを選ぶことが大切です。
下段は使用頻度で仕分けて収納
下段のスペースは、立ったまま取り出しやすい位置としゃがんで取り出す位置で使い勝手が変わります。引き出し式の衣装ケースなどを積んで、上のほうの段には日常に着る服や小物、一番下の段にはあまり着ない服やシーズンオフのアイテムといったように、出し入れのしやすさを意識して仕分けしておくのがおすすめ。
またクローゼットの下段は、中段のパイプハンガーに掛けている服の丈によって収納スペースが変わります。丈の長い衣類を掛けているところに高さのある収納ケースを置くと、衣類にシワが寄ってしまう場合もあるので、まずどのくらいスペースを収納場所として使えるのかを確認しましょう。
パイプハンガーの衣類をできる限り丈の長さをそろえて掛けるのもポイント。服の長さを意識することで収納ケースなどを入れやすい空間を作ることができます。
その上で、クローゼットの下段で使用する収納ケースは、高さを調整できたりキャスター付きで出し入れが簡単にできるものを選ぶと便利です。
< 下段におすすめの収納ケース >
- 引き出し式の収納ケース
- 高さを変えられる収納ケース
- キャスター付きの収納ケース
上段には普段使わないものを収納
上段は手が届きにくい高さにあるので、季節ごとにしか出し入れしないアイテムや思い出の品など、日常には出し入れしないものの収納場所として利用しましょう。
出し入れのしやすさや落下の危険などを考えて、収納ケースは軽いものや柔らかい素材だと安心。下から取り出しやすい位置に取っ手がついていると便利です。
また、シーズンオフの衣類や布団、イベントの飾り物などは、長期間置いているうちにホコリをかぶってしまいやすいので、収納ケースはフタ付きのものを選ぶのがおすすめです。
< 上段におすすめの収納ケース >
- 布製の収納ケース
- 取っ手付きの収納ケース
- フタ付きの収納ケース
クローゼット用収納ケースを選ぶときはココをチェック!
次にクローゼットで使う収納ケースを選ぶ際、チェックしておきたい点を説明します。使い勝手のよいクローゼットをつくるには必須の確認ポイントです。
【1】収納ケースの「奥行」をチェック
クローゼットで使う収納ケース選びでは、特に「奥行」のサイズが重要になってきます。クローゼットの幅は部屋の大きさによって変わりますが、奥行は通常45~60cmくらいが多いようです。クローゼットの奥行に合った収納ケースを選ぶことで、デッドスペースをつくらず奥まで無駄なく活用することができます。
【2】収納ケースの「開け方」をチェック
収納ケースの開け方は主に3つ。ケースの開け方によって利便性が左右されるので、それぞれの特徴を知った上で収納ケースを選びましょう。
【開け方1】引き出しタイプ
引き出し式の収納ケースは、入れやすく取り出しやすいのが特徴。よく着る服やよく使う小物を収納するのがおすすめです。ボックスなどを利用して中を仕切れば、靴下などバラバラになりがちなアイテムも整理して片付けることができます。
また3段4段と縦に連結している多段タイプより、1段ずつに分かれたタイプがおすすめ。クローゼットの下段はパイプハンガーに掛ける服によって収納できる高さが変わるので、1段タイプを組み替えて使うと高さの変化に対応できます。
【開け方2】前開きタイプ
前開きタイプはフタを上に引き上げて開けるタイプ。前から物を取り出せるので、出し入れが簡単なのが特徴です。子どもが使う場合にもおすすめ。
また同じ前開きタイプを積み重ねたり、引き出しタイプの上にのせたりして使うこともできます。積み重ねても前からの出し入れは問題なくできるので、よく使うものを収納しておくのにも便利です。
【開け方3】フタ付きタイプ
フタ付きタイプはプラスチック製と布製で特徴が異なります。
プラスチック製のフタ付き収納ケースは、ロック式のボックスなどしっかりとフタが閉まるタイプが多いのが特徴。引き出しタイプや前開きタイプよりも密封性が高いので、湿気対策したり防虫剤を入れたりして収納したいアイテムにおすすめです。
また頑丈なタイプなら重いものの収納に便利。キャスター付きを選べば出し入れもしやすいです。
ただしフタの上にケースを積み重ねると、出し入れがしにくくなるのがデメリット。頻繁には出し入れしないシーズンオフのアイテムなどを片付けておくのがおすすめです。
布製のフタ付き収納ケースは、形が定まらない布団やボリュームのある冬服などの収納に向いています。通気性よく保管できるので、カビの発生が心配な衣類を片付けておくのにもおすすめ。
折りたたんでコンパクトに収納できるものも多いので、次に使うときまで収納ケースをしまっておきたいという場合にも便利です。
【3】収納ケースの「頑丈さ」をチェック
最後に収納ケースの頑丈さを確認しておきましょう。収納ケースを積み重ねて使う場合、重みでたわんだり変形したりすることも。最悪の場合破損につながることもあるので、長く使い続けるためにも、しっかりしたつくりの収納ケースを選ぶのがおすすめです。
【クローゼット下段】におすすめの収納ケース11選
それではクローゼットにおすすめの収納ケースを紹介していきます。
まずは、毎日使う衣類からシーズンオフのアイテムまでいろいろなものを収納できる「下段」から。出し入れのしやすさや、中身の確認のしやすさなどを確認しながら選んでみてください。
高さを変えてスペースを最大限に活用

クローゼットシステム
「like-it ライクイット」クローゼットシステム
奥行き約50cmでクローゼットで使いやすいサイズです。高さは3タイプ。収納するものや収納スペースに合わせて自由に組み合わせできます。変形を防ぐため枠に頑丈な素材を採用。積み重ねたり上にモノを置いてもたわみません。中を隠せるタイプなので、クローゼット内をすっきり整理できます。
定番の収納ケースで買い足したいときも安心

Fits フィッツ フィッツケース クローゼット
Fits フィッツ フィッツケース クローゼット
シンプルで丈夫に作られているから長く使えます。前面は半透明で中身が透けて見えるタイプ。何が入っているか分かりやすく目的のものがすぐに取り出せるので便利です。変わらないサイズ展開のロングセラー商品なので、将来買い足しが必要になったときも安心です。
シンプルな形とほんのり透ける前面が魅力

ストラ
ストラ
出っ張りやへこみがほとんどないすっきりした形が魅力。ほんのり透ける前面で中身をほどよく隠しつつ、ひと目で何が入っているか分かりやすくなっています。引き出しはストッパー付きで、不意に抜け落ちてしまうことがなく安心です。
あいたスペースの活用に便利

衣類収納薄型 エルピス
衣類収納薄型 エルピス
ちょっとあいたスペースを活用できる薄型の収納ケースです。衣類を数枚ずつ収められるので、しわになりやすいブラウスや、重みでぺちゃんこになりやすいセーターなどお気に入りの服の収納にもおすすめです。
積み重ねてチェストのように使える

天馬 プロフィックス カバゾコ
天馬 プロフィックス カバゾコ
積み重ねてチェストのように使える収納ケースです。同じシリーズの前開きタイプと組み合わせ可能。収納スペースや使い勝手に合わせて使えます。下着など中身を見せたくないものは透けないタイプ、ひと目で確認したい衣類は半透明タイプとカラーでも使い分けができます。
引き出しタイプの上に積み重ねもOK

天馬 プロフィックス カバコ L
天馬 プロフィックス カバコ L
カバのように大きな口で出し入れしやすい収納ケースです。前開きタイプで、フルオープン状態でキープできるので中身の入れ替えもラクラク。カバコだけで積み重ねたり、引き出しタイプのカバゾコの上にのせても便利に使えます。
上面ごとガバっと開いて出し入れしやすい

ロッキンポッド
ロッキンポッド
前開きタイプの収納ケース。特徴は上面全体をフルオープンにできるところ。洗剤のストックなど重いアイテムも上から楽に出し入れできます。積み重ねでき、別売りのキャスターも付けられるので移動も簡単です。
バックルでつながる2段収納ケース

ASTAGE NWボックス
ASTAGE NWボックス
小物も大物も一緒に収納できる2段タイプのボックスです。深型には重いものや大きなものを、浅型は仕切り版付きで工具やパーツなどのこまかいアイテムも整理して収納できます。バックルで2段まとめて固定できるので移動させたいときにも便利です。
小物や日用品の収納にぴったり

ハコス
ハコス
おもちゃや日用品のストックなどの収納に使いやすいサイズ。側面が半透明でごちゃつきをほどよく隠しつつ中身の確認がしやすくなっています。フタはロック付きでしっかり閉まるので、防虫剤を入れてシーズンオフの衣類の収納にも◎。積み重ねもOKです。
どの面からも中身を確認できる

天馬 PRXフリーボックス35ハンドル付
天馬 PRXフリーボックス35ハンドル付
オフシーズンの衣類やおもちゃ、趣味の道具などの収納に便利です。どの面からも中が見えるので目的のものをすぐに取り出せます。取っ手付きでクローゼット内から取り出しやすく移動もラクラク。縦にも横にも付け替えできるキャスター付きで引き出す方向を自由に選べます。取っ手を倒してスタッキングも可能。
デッドスペースに立てられる布団収納ケース

布団収納ケース 円筒型
布団収納ケース 円筒型
クローゼットのすき間に立てて収納できる布団収納ケースです。シングルサイズ、ダブルサイズの毛布が1~2枚入ります。クローゼットの扉を全開にしないと出し入れできない場所など、デッドスペースになりがちなところを有効活用できます。
【クローゼット上段】におすすめの収納ケース9選
次に、高い位置にある「上段」におすすめの収納ケースを紹介します。何を収納するかや下からの出し入れのしやすさなど、自分が使うシーンを思い浮かべながら選びましょう。
くぼみに指を入れて下から楽に引ける

オンボックス
オンボックス
下から手を入れて引き下ろせる収納ボックス。すっきりしたデザインも使いやすいポイント。しっかり閉まるフタ付きでホコリの侵入を防ぎます。中身を隠せるホワイト、ブラック、半透明のクリアから選べます。
高いところからの出し入れがしやすい構造

吊り戸棚ボックスワイド
吊り戸棚ボックスワイド
高いところからの出し入れが簡単にできる収納ケース。前面の持ち手と後方のへこみで、斜め下に引き下ろしやすい構造になっています。透けないタイプと半透明のタイプがあるので、中に入れるものや、見た目のすっきり感で好きなタイプを選べます。
収納アドバイザー考案の収納ケース

スッキリコボックス
スッキリコボックス
収納するときの3つのポイント「グループ分け、取り出しやすさ、ラベリング」をおさえた収納ボックスです。どの方向からも引き出せる取っ手付き。フタが独立しているので、簡単に出し入れしたい時と中身を隠したい時でフタの有り無しを使い分けできます。鳥の形のタグがアクセント。
フタを閉めても開けたまま使ってもOK

上置きボックス
上置きボックス
フタ付きなので中身を見せたくない日用品や掃除用具などの収納に最適。フタを開けたままでも使えるので、出し入れのしやすさを優先したいときにはオープン収納として活躍します。
子どもの作品やたまりがちな紙袋をスリムに収納

山崎実業「tower タワー」 作品収納ボックス
山崎実業「tower タワー」 作品収納ボックス
形や大きさがバラバラの子どもの作品をきれいに収めることができる収納ケースです。クローゼットの上段や下段のすき間に入るスリムサイズ。たまりがちな紙袋の収納にもおすすめです。大きめの取っ手で出し入れが楽にでき、必要ないときはフラットにしまえるので、すっきりした収納にこだわりたい人にもおすすめ。
前面クリアで中身がひと目で分かる

衣類整理袋
衣類整理袋
上段のスペースの収納に使いやすいサイズ。通気性がいいのでオフシーズンの衣類や寝具などの収納にぴったりです。前面が透明になっているので中身がすぐに分かります。
かさばる布団をコンパクトに収納

棚上すっきり収納
棚上すっきり収納
下から出し入れしやすい取っ手付き。中に固定用のヒモが付いているので、かさばるふとんをコンパクトにまとめることができます。ネームタグ付きで、ファスナーを開けなくてもひと目で中身が分かります。
薄い形やキューブ型に変形可能

空間の匠 布団収納袋
空間の匠 布団収納袋
2つに折りたたむことで形が変わる布団収納ケースです。真ん中の仕切りを立てて薄い毛布やタオルケットの仕分け収納に、仕切りを倒せば大物の布団の収納が可能です。クローゼット上段に置いたり、下段のすき間に置いたりできて使いやすい収納ケースです。
上質な生地を使用したワンランク上の収納ケース

ストレリアカチオン ラックボックス
ストレリアカチオン ラックボックス
上質な風合いの生地でつくられた収納ケースです。クローゼット内を美しく整理したい人におすすめ。5か所に持ち手がついているのでどの向きに入れても引き出しやすくなっています。ベーシックなカラー展開で中身によって色違いで使ってもきれいに収納できます。
使いやすい収納ケースでクローゼットを整えよう
クローゼットの中をすっきり見せるには、収納ケースのカラーをそろえるのもひとつの手です。同じ見た目の収納ケースでも、ラベリングしたり透明窓から中を確認できるタイプを選んだりすることで、「すっきり」と「分かりやすい」を両立させることができます。
今回ご紹介したアイテムの中から自分に合った収納ケースを選んで、クローゼットの収納スペースを上手に使いこなしてくださいね。
長く使える収納アイテムは、こちらでも多数紹介しています。ぜひご覧ください。