サイトアイコン ハウジーマガジン

圧力鍋の使い方と簡単おかずレシピ!毎日使えるおすすめのサイズとは?

圧力鍋の気圧をチェック

我が家のものはアサヒ軽金属製の「活力鍋」で、最高圧力が146kpa(キロパスカル)(2.44気圧)のもの。
家庭用の圧力鍋は最高の使用圧力が150kpa以下と定められていますので、一般的な圧力鍋の中では圧力が高いタイプです。
圧力の高い鍋ほど内部は高温になり、調理時間は短縮できます。
活力鍋の場合は圧力がかかってからの加熱時間はほとんどのものが1分で済みます。

圧力鍋のタイプは2種類

圧力鍋には「回転おもり式」と「スプリング式」のものとがあります。

これは「回転おもり式」。真ん中についているのが圧力おもりで、高圧と低圧に切り替えられるタイプです。
赤丸で囲った部分が内圧表示ピンです。今は引っ込んだ状態ですが、鍋の中に圧力がかかると飛び出してくるので目印になります。

回転おもり式は鍋の蒸気口をおもりでふさぐ形なので、内部の圧力が高くなるにつれて勢いよく出てくる蒸気がおもりを揺らし、シュンシュンという音が出ます。
音が大きくなったら火加減を調節するタイミング。おもりが揺れることで余分な圧力を逃がしてくれる仕組みなので、音はうるさくても安全と言えるかもしれません。
日本製のものはほとんどがこの回転おもり式です。

それに対してスプリング式はバネで蒸気口をふさいでいます。バネの強さを調節することで圧力の高さを設定できる仕組みで、蒸気の音は小さめです。
海外メーカーの圧力鍋に多く、最高圧力を高くできるのが特徴ですが、火加減調節のタイミングは内圧表示ピンの様子を見て判断しなくてはいけません。

どちらの方式でも、調理後に圧力が完全に下がったのをきちんと確認してからふたを開ければ、爆発したりすることはありませんので安心してくださいね。

圧力鍋の素材は?

素材はアルミとステンレスがあります。
現在はアルミの軽くて熱しやすいという特徴と、保温性が高く丈夫で高い圧力にも耐えられるステンレスの良いところを合わせた多層構造が主流。
3層、5層、7層など多層になるほどお値段も張りますが、丈夫さや保温調理での省エネ効果を意識するならおすすめです。

さて、圧力鍋をもっと気軽に使うために、煮込み料理以外でおすすめの3つの簡単レシピをご紹介しますね。
加熱時間は「活力鍋」の場合です。
一般的な圧力鍋で圧力値が2気圧以上のものなら、同じくらいの時間で調理できます。
もっと低い気圧の圧力鍋の場合は調理時間を増やしてください。

野菜が甘い!大きめ野菜とお肉のスープ

長時間煮込んだり、煮崩れるのを気にしたりしなくていいのが圧力鍋スープの特徴です。
特にニンジンがとても甘くなるので、ニンジン嫌いのお子様にも食べてもらえるようになるかもしれません。

材料(3人分)

《作り方》
1. 野菜も肉も大きめにカットします。
2. すべての材料を鍋に入れ、ふたをしておもりを高圧にセットし、加熱します。
3. おもりが大きく揺れだしたら火を中火にし、1分たったら火を止めます。
4. 内圧表示ピンが下がるまでそのまま余熱で調理します。
5. ピンが下がったらふたを開け、塩味を調節してできあがり。

時短でとろける!美味しいナスと白菜の蒸し煮

圧力鍋では蒸し料理タイプのメニューが時短で作れます。
とろりとするまで加熱すると美味しいナスや白菜も、圧力鍋で調理してみてください。

材料(3人分)

《作り方》
1. 白菜はざく切り、ナスは乱切りにします。
2. 鍋に白菜とナスを入れ、豚バラ肉をのせます。
3. 水を加えてふたをし、低圧にセットします。
4. おもりが大きく揺れだしたら1分加熱して火を止めます。
5. 内圧表示ピンが下がったところで蓋を開け盛り付けます。
小ネギを散らし、しょうゆやお好みのドレッシングをかけていただきます。

気軽にできる!ミルク茶碗蒸しの作り方

蒸しすぎないように時間を計って…となるとなかなか気軽に作れないのが茶碗蒸し。
圧力鍋だと加熱時間が短くてあっという間にできるので、きっと今までより食卓に上る回数が増えますよ。
牛乳で作る栄養たっぷりのレシピです。

材料(4個分)

《作り方》
1. 卵はよく溶き、牛乳と混ぜます。
2. 塩、コンソメを入れてよく混ぜ、目の細かいザルで漉します。
3. 茶碗に卵液を注ぎ入れ、小さく切った豆腐、ほうれん草、ベーコンを入れます。
4. 圧力鍋の底にキッチンペーパーを敷いて茶碗を並べ、蒸し水200㏄を間から注ぎ入れます。
5. 鍋の蓋をしておもりを低圧にセットし、加熱します。
6. おもりが揺れてから中火に落として1分加熱し、火を止めます。
内圧表示ピンが下がるまで余熱で置いておきます。

毎日使うなら小さいサイズがおすすめ

今回のレシピは3つとも小さいほうで作ったもの。
我が家では、実は小さい圧力鍋の出番が多くなっています。

2~3人家族なら、2.5Lまたは3L程度の容量の小さめの圧力鍋はとても使いやすいですよ。
もしこれから用意しようと迷っている場合は、小さめサイズも検討してみてはいかがでしょうか。

ワンダーシェフ 圧力鍋 3L IH対応 18cm

アイテムを見る
モバイルバージョンを終了