コンビニなどの商品開発業務に従事し、食の大切さに気づく。双子の男の子を育てながら、「食べ方」と「出し方」、ゆるいナチュラル生活の実践の仕方をお伝え中。

おうちでも簡単!フルーツサンドの作り方&断面をキレイに見せる切り方
インスタなどのSNSで最近話題になっている、フルーツサンド。
以前はフルーツサンドが食べられるカフェ巡りをしている人も多かったようですが、なかなかお店に行くことができなくなった人も多いようです。
そのため、最近ではおうちでフルーツサンドを作る人も増えているのだとか。
フルーツサンドは見た目も楽しめるデザート。おうちで作るフルーツサンドも、断面をキレイにして写真映えさせたいですよね。
キレイな断面のフルーツサンドを作るために重要なのは「フルーツ選び」と「切り方」。
この2つのポイントをしっかりと押さえることで、おうちでもインスタ映えするフルーツサンドを作ることができますよ。
今回は、見た目も良いフルーツサンドを作るコツをたっぷりご紹介します。

フルーツサンドにベストなフルーツを選ぼう!
キレイな断面のフルーツサンドを作るためには、まずはフルーツ選びから!
基本的には、どんなフルーツでもフルーツサンドを作ることは可能です。
しかし、フルーツサンドを作るのにフルーツと向いていないフルーツがあるので、向いているフルーツを選ぶことがポイントになります。
フルーツサンド向けのフルーツはコレ!

おうちでキレイな断面のフルーツサンドを作りたいなら、果汁(水分)量が少ないフルーツを選ぶのがおすすめです。
果汁(水分)量が多いと、一緒にはさむクリームもゆるくなりやすくなります。
そのため、カットをした時に断面が崩れやすくなってしまうのです。
特に作り慣れていない場合や断面のキレイさを求める場合には、水分の少ないフルーツを選ぶのが良いでしょう。
▼果汁(水分)量の少ないフルーツ
- バナナ
- いちご
- キウイ
- パパイヤなど
▼果汁(水分)量が多いフルーツ
- メロン
- マンゴー
- 桃
- 柑橘系など

水分が多いフルーツを使用したい場合は、事前に水気をきっておきましょう。
水分の少ないフルーツでも、水気をしっかり切ってから使うのがおすすめです。
食べ頃のフルーツを選ぼう!
フルーツサンドの主役はフルーツです。
断面のキレイさも大事ですが、フルーツのおいしさも満喫したいところですね。
そのためにも、ぜひとも食べ頃のフルーツを使用してもらいたいです。
未熟なものは、固くて甘みが少ないことが多いです。
一方で、熟し過ぎているものは、やわらかくなりすぎてしまっていることが多いです。
一番食べ頃な状態のフルーツを使うのが、おいしいフルーツサンド作りのポイントになりますよ。
サンドイッチ用のパンを選ぼう!
フルーツサンドに使用するパンは、サンドイッチ用として販売されている12枚切りの薄いものがおすすめですよ。
フルーツを挟んだときのバランスと切りやすさを考えると、厚みのあるものは扱いづらいので、12枚切りを選びましょう。
また、最近はそのまま食べても甘いパンが多いですが、少し塩気を感じるものの方がフルーツとの相性も良いですよ。
初めてでも簡単!フルーツサンドの作り方
では、実際にフルーツサンドの作り方を写真付きでご紹介していきます。

▼フルーツサンドの材料
- サンドイッチ用のパン 4枚
- 生クリーム 100ml
- 砂糖 大さじ1/2
- お好きなフルーツ
▼フルーツサンド作りの手順

手順1.フルーツは50度洗いをして、冷水で冷やします。冷やした後は、皮をむいて、包丁でカットしましょう。
50度洗いは余裕がある時だけで大丈夫ですが、この一手間をかけることでおいしさがアップします。
50度洗いをする時間は、キウイなら2~3分、バナナなら約5分が望ましいです。
バナナに関しては、常温で1時間くらいかけて冷ますと良いでしょう。

手順2.水分の多いフルーツは、キッチンペーパーなどで包んで水気をきります。

手順3.ボウルに生クリームと砂糖を入れて、泡だて器でしっかりと泡立てます。
持ち上げたらピンと角が立つくらいまでが目安です。

手順4.パンの片面に3で泡立てた生クリームを均一に塗ります。

手順5.フルーツの1番厚みのある部分が包丁で切る線上になるように、お好みのフルーツを並べます。

手順6.もうひとつのパンに3のクリームを塗り、塗った面を下にして、5のパンの上に被せます。

手順7.ラップでしっかりと包んでから、1~2時間くらい冷蔵庫で寝かせます。

手順8.サンドイッチをお好みの形にカットします。
このとき、パンの耳が気になる人は耳も切り落としましょう。

できあがり。カットをしたら、新鮮なうちにできるだけ早く食べるのがおすすめですよ。
写真映えするフルーツサンドを作る5つのコツ
写真映えをするフルーツサンドをおうちで作るためには、いくつか押さえておきたいポイントがあります。
どれもとても簡単にできるので、ぜひチャレンジしてみましょう。
【コツ1】フルーツの水分はしっかりときる
フルーツの水分は一緒にはさむ生クリームをゆるくしてしまい、生クリームがゆるくなってしまう原因になることがあります。
そのため、フルーツの下準備として、しっかりと水気をきることが重要です。

特に水分が多いフルーツは、カットした状態でしっかりと水気をきりましょう。
できれば厚めのキッチンペーパーなどを使い、しっかりと包みます。
1時間以上その状態で冷蔵保存することで、余分な水分を取り除くことができます。
加えて、パンに乗せる前には、表面についている水分をキッチンペーパーなどでふき取りましょう。
水分が少ないフルーツでも、表面の水分をふき取ってからパンに乗せるのがおすすめですよ。
【コツ2】生クリームは塗りすぎない

おいしい生クリームは、ついついたっぷりと塗りたくなってしまうかもしれません。
しかし、生クリームをたっぷりと塗ってしまうと、カットをした時に溢れ出してしまうことがあり、そうすると見栄えがよくありません。
生クリームは少し控えめに塗る方がカット面もキレイになり、おいしく食べることができますよ。
【コツ3】フルーツは大きめにカット

断面の見栄えを重視するなら、大きめにカットするのがおすすめです。
フルーツはどのような断面に見せたいかによって、切り方が異なってきます。
そのため、どんな断面にしたいかを想像しながらカットしましょう。
【コツ4】カット線上にフルーツを並べる
フルーツの並べ方は、フルーツサンドをどのようにカットするかで変わってきます。
しかし、どのようにカットする場合でも、基本はカット線上にフルーツを並べます。

特に、カット線上にフルーツの1番厚い部分がくるように配置することで、キレイにフルーツの断面がキレイになりやすいです。
カット線が2ケ所以上ある場合には、すべてのカット線上にフルーツの1番厚みがある部分を配置するようにしましょう。
【コツ5】フルーツの厚みを揃える

複数のフルーツを使用する場合には、できるだけ厚みを揃えてあげるとバランスが良くなります。
ただし、厚みが揃わない場合もあるでしょう。
その場合は、中心になる部分に1番厚みのあるフルーツを配置するとバランスが良くなるのでおすすめです。
もしくは、高さが揃うように隙間に生クリームを埋めてあげると良でしょう。
フルーツサンドの断面をキレイに見せる切り方は?
フルーツと生クリームがはさまれたフルーツサンドは、力まかせにカットしてしまうと、断面がつぶれて見た目が台無しになってしまいます。
そこで、最後の仕上げでもある切り方のポイントをしっかりと押さえた上でカットしていきましょう。
写真映えするキレイな断面にカットするために、押さえておきたいコツは3つです。
【コツ1】パン切り包丁を用意する
包丁は切れ味が良いものを選びましょう。
切れない包丁でカットしようとすると力まかせになりやすく、パンを潰してしまいます。
波刃になっているパン切り包丁などを持っていれば、そちらを使用する方が良いでしょう。
パン専用の包丁を持っていない人の方が多いかもしれません。
その場合には、切れ味の良いペティナイフや牛刀などを使用するのがおすすめです。
包丁は温めてから使用するとGOOD
生クリームの部分をカットする場合には、包丁を温めてから使用すると良いでしょう。
温めることで包丁の刃の部分に生クリームがつきにくくなります。
ただし、クリームが全くつかなくなるというわけではありません。
1回1回、包丁の刃をタオルやキッチンペーパーなどで拭いてから使用することで、断面がキレイになりますよ。
【コツ2】すぐにカットしない
フルーツサンドが完成したらすぐにカットしたくなるところですが、そこは気持ちを押さえてラップでしっかりと包みます。
包んだフルーツサンドは、冷蔵庫で1~2時間寝かせます。
寝かせる時間を作ることで、生クリームがフルーツの隙間に入っていき、パンと生クリーム、フルーツがなじんでカットしやすくなるのです。
【コツ3】ラップごとカットする

ラップで包んだ時に、カット線が分からなくならないように、ペンでカット線を書いてあげるのがおすすめ。
冷蔵庫で寝かせた後は、ラップのままカットすることでフルーツサンドが崩れにくくなり、キレイにカットすることができます。
おうちで「映えるフルーツサンド作り」を楽しもう
おうちで作るサンドといえば、ポテトサラダやトマト・レタスなどの生野菜をはさんだものをイメージする人が多いかもしれません。
しかし、今回ご紹介したように、デザートにもなるフルーツサンドもおうちでも簡単に作れてしまいます。
ちょっとだけポイントを押さえて作るだけで、見た目もかわいいフルーツサンドが完成!
自分で食べるのももちろんですが、人へのおもてなしとしても喜ばれること間違いなしのフルーツサンド。
ぜひ1度、手作りフルーツサンドを楽しんでみてはどうでしょうか?