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おうちでも簡単!フルーツサンドの作り方&断面をキレイに見せる切り方

“萌え断”フルーツサンドを作るときのコツ。並べ方・切り方を手順を追ってご紹介

キッチン

見た目も楽しめるデザート、フルーツサンド。おうちで作るときも、写真映えする断面が美しいフルーツサンドが作りたいですよね。そんな「萌え断」のフルーツサンドを作るのには、いくつかコツがあります。

今回は、実際にフルーツサンドを作りながら、コツを手順を追ってご紹介します。

コンビニなどの商品開発業務に従事し、食の大切さに気づく。双子の男の子を育てながら、「食べ方」と「出し方」、ゆるいナチュラル生活の実践の仕方をお伝え中。

“萌え断”サンドにするためのフルーツ選び

キレイな断面“萌え断”フルーツサンドを作るためには、まずは果物選びから!

基本的には、どんなフルーツでも作ることは可能ですが、向いているフルーツと向いていないフルーツがあります。

果汁の少ないフルーツを選ぶ

果汁(水分)量が多いと、一緒にはさむクリームもゆるくなりやすくなり、カットをした時に断面が崩れやすくなってしまいます。キレイな断面にするには、果汁(水分)量が少ないフルーツを選ぶことが大事です。

▼水分量が少ないフルーツサンド向きのフルーツ

  • バナナ
  • いちご
  • キウイ
  • パパイヤ

もし下記のような果汁が多いフルーツを使いたいときには、コツがあります。後述しますので参考にしてください。

▼果汁(水分)量が多く、下準備のいるフルーツ

  • メロン
  • マンゴー
  • 柑橘系

食べ頃のフルーツを選ぶ

フルーツサンドの主役はフルーツです。断面のキレイさだけでなく、フルーツのおいしさを味わってこそ「フルーツサンド」を満喫できます。

未熟だと固くて甘みが少なく、一方熟し過ぎていると、柔らかく美しい断面になりません。一番食べ頃のフルーツを使うのが、おいしいフルーツサンド作りのポイントになります。

“萌え断”フルーツサンドを作るときの手順とコツ

今回は“萌え断”フルーツサンドのコツを実際に作りながらご紹介します。今回は、キウイとバナナのフルーツサンドを作ります。材料は以下です。

<キウイとバナナのフルーツサンドの材料>

  • サンドイッチ用のパン……4枚
  • 生クリーム……100ml
  • 砂糖……大さじ1/2
  • キウイ……1コ
  • バナナ……1本

【1.下準備のコツ】12枚切りのサンドイッチ用のパンを使う

フルーツサンドに使用する食パンは、サンドイッチ用として販売されている12枚切りのものがおすすめ。フルーツを挟んだときのバランスと切りやすさを考えると、厚みのあると扱いづらいためです。

また、最近は甘い食パンが多いですが、少し塩気を感じるものの方がフルーツとの相性もいいですよ。

【2.下準備のコツ】フルーツを50度洗いするとおいしさアップ

萌え断フルーツサンドのコツ「50度洗いをする」

余裕のあるときだけで大丈夫ですが、「50度洗い」をするとおいしさがアップします。

キウイなら2~3分、バナナなら約5分程度、50度のお湯につけます。その後、キウイは冷水で冷まします。バナナは常温で1時間ぐらいかけて冷まします。冷ました後に、皮をむいて包丁でカットします。

50度洗いについては下記の記事も参考にしてみてください。

>>本当に効果はある?「失敗しない50度洗いの方法」を調理師が解説!

【3.作り方のコツ】フルーツは大きめにカットする

萌え断フルーツサンドのコツ「フルーツは大きめにカットする」

フルーツは大きめにカットしてボリューム感を出す方が見栄えがよくなります。

フルーツはどの断面に見せたいか想像しながら、切り方を変えるようにしましょう。

【4.作り方のコツ】切った後、フルーツの水分をしっかり切る

萌え断フルーツサンドのコツ「水気をしっかり切る」

生クリームがゆるくならないよう、フルーツの水気はしっかりきることが重要です。

特に水分が多いフルーツはカットした状態で、厚めのキッチンペーパーでしっかりと包んで水気を切ります。その状態で1時間以上冷蔵保存することで、余分な水分を取り除くことができますよ。

加えて、パンにのせる直前には、表面についている水分をキッチンペーパーでふき取りましょう。水分が少ないフルーツでも、表面の水分をふき取ってからパンにのせるのがおすすめですよ。

【5.作り方のコツ】生クリームは固めに泡立てる

萌え断フルーツサンドのコツ「生クリームは固めに泡立てる」

フルーツの水気を切っている間に、ボウルに生クリームと砂糖を入れて、泡だて器でしっかりと泡立てます。このとき、フルーツの水気を切ったとしても少し果汁が残ることを想定して、生クリームはしっかりと泡立て固めに仕上げるようにします。

写真のように持ち上げたらピンと角が立つくらいが目安です。

【6.作り方のコツ】生クリームを塗りすぎない

萌え断フルーツサンドのコツ「生クリームを塗りすぎない」

固めに泡立てた生クリームを食パンに均一に塗り広げます。

このとき生クリームは、ついついたっぷりと塗りたくなってしまうかもしれません。しかし、生クリームをたっぷりと塗ってしまうと、カットをした時にあふれ出してしまうことがあります。生クリームは少し控えめに塗る方が、カット面がキレイな「萌え断」になり、美しいフルーツサンドになります。

【7.並べ方のコツ】フルーツの厚みをそろえ並べる

萌え断フルーツサンドのコツ「フルーツの厚みをそろえ並べる」

複数のフルーツを使用する場合には、できるだけ厚みをそろえるようにするにします。

そろわない場合は、中心に1番厚みのあるフルーツを配置するとバランスがよくなります。また、隙間に生クリームを埋めて高さがそろうようするのも手です。

【8.並べ方のコツ】カット線上にフルーツを並べる

萌え断フルーツサンドのコツ「カット線上にフルーツを並べる」

フルーツの並べ方は、縦にカットするか斜めにカットするかで変わりますが、どのようにカットする場合でもカット線上にフルーツを並べるようにします

カット線が2か所ある場合でも、すべてのカット線上にフルーツの1番厚みがある部分を配置するようにしましょう。

【9.】ラップに包んで、線を引く

萌え断フルーツサンドのコツ「ラップに包んで、線を引く」

もう片方にも生クリームを塗って、サンドします。できあがったらラップに包むようにします。

このとき、カット線が分からなくならないように、ラップの上からペンで線を書くとよいでしょう。

【9.切る前】すぐにカットせず、冷蔵庫で寝かせる

フルーツサンドが完成したらすぐにカットしたくなるところですよね。でも、そこは気持ちを押さえ、ラップでしっかり包んで1~2時間ぐらい冷蔵庫で寝かせるようにします

寝かせる時間を作ることで、パン・生クリーム・フルーツがしっかりなじんでカットしやすくなります。

【10.切るときのコツ】切れ味のよい包丁で切る

包丁は切れ味がよいものを使うようにします。
切れない包丁でカットしようとすると力まかせになりやすく、パンを潰してしまいます。

できれば、パン切り包丁を使うのがベスト。持っていない場合は三徳包丁やペティナイフ、牛刀などでもOKです。普段も使っている包丁なら、しっかり研いでから使うとよいでしょう。

【11.切るときのコツ】包丁を温める

包丁を温めてから使用すると、刃の部分に生クリームがつきにくくなります。ただし、クリームが全くつかなくなるというわけではありません。

もし刃にクリームが付いたら、その都度、タオルやキッチンペーパーで拭き取るようにします。こうすることで、断面がキレイに仕上がりますよ。

【12.切るときのコツ】ラップごとカットする

萌え断フルーツサンドのコツ「ラップごと切る」

冷蔵庫で寝かせた後、ラップのままカットするようにします。こうすることで、フルーツサンドが崩れにくくなり、キレイにカットすることができます。

このとき、パンの耳が気になる人は一緒に切り落としましょう。

コツを抑えたフルーツサンドのできあがりです。

キウイとバナナのフルーツサンド

おうちで「萌え断」フルーツサンドを作ってみて

カットをしたらすぐ、できるだけ新鮮なうちに食べるのがおすすめですよ。

フルーツサンドはちょっとだけポイントを押さるだけで、「萌え断」が完成します。

自分で食べるのももちろんですが、人へのおもてなしとしても喜ばれること間違いなしのフルーツサンド。ぜひ一度、手作りフルーツサンドを楽しんでみてはどうでしょうか?

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