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魚焼きグリルでパンを焼く

魚を焼くだけじゃない!時短でおいしく調理できる魚焼きグリルの活用術

家事のコツ

魚焼きグリルは短時間で300度以上にもなる、オーブンのように使える熱源です。
「魚焼き」と呼ばれるのでつい用途を限定してしまいがちですが、実はいろいろな美味しい料理を短時間で作ることができるすばらしい調理器具なんです。

この記事では、魚焼きグリルを使った身近な活用術やレシピをご紹介します。

幼いころから「つくること」全般が好きで調理師、ハンドメイド作家に。ハウジーでは主婦の負担になりがちな毎日の料理を楽しめるよう、ちょっとしたヒントをお伝えします。また「大人の食育」に直結する料理のおもしろさをシェアしたい!北海道での菜園づくりや調理の工夫はブログとインスタグラムでも発信しています。

知っておきたい!魚焼きグリルの特徴

魚焼きグリルは、その名の通り「グリル」なので焼くもの全般が得意。
魚焼きグリルは構造上、熱が対流する仕組みのため、ピザ窯に最も近いのだとか。

片面焼きの機種で350度、両面焼きの機種で400度になり、直火と対流熱で焼くことになります。
内側に水分を閉じ込めたまま、短い時間で勢いよく焼き上げられるのが特徴です。

魚焼きグリルを「直火オーブン」と考えれば、使用方法が広がりますね。
魚焼きグリルは庫内が狭いので、レシピに応じて食材の入れ方や加熱時間の調整をしましょう。

では、さっそく魚焼きグリルを使った調理例をご紹介していきます。

網焼きで絶品!焼きナスや野菜のグリル

これまで魚しか焼いたことがないのであれば、まずは焼きナスなど野菜のグリルを作ってみるのがおすすめ。
きれいに焼けて、中はとってもジューシーに仕上がります。

<作り方>

魚焼きグリルの入り口付近は熱の周りがやや悪いので、ムラなく焼くにはあまり詰めて乗せすぎないようにするのがコツ。
また、左右の端の方に火の出口があるタイプは、火に接触しないよう端を開ける方がいいでしょう。

今回は厚みのあるパプリカは半分にし、ナスのヘタ部分に切込みを入れてから乗せています。

両面焼きの場合は強火で5、6分で焼きあがります。
表面が焦げ、さわってみてナスの中身が柔らかければOK。

氷水に取り、皮を丁寧にむきます。
パプリカも表面の固い皮がするっとむけます。

きれいに剥けました。
実の水分が出てしまわないよう、そっと扱います。

お好みの大きさに切り分けて盛り付けましょう。
タレにつけて「焼き浸し」にするのもおすすめです。

同じようにして「焼き鳥」や「網焼きハンバーグ」、「焼きバナナ」なんかも美味しく焼きあがります。

食パンのトーストにも!時短でさっくり焼ける

食パンは魚焼きグリルで焼くとさっくり、中はふっくらと短時間でトーストできます。

我が家の両面焼き(IH)の場合、冷凍食パンが4分できれいに焼けました。
冷凍していないパンであれば、2分で十分だと思います。

魚焼きグリルでトーストを焼くようになると、トースターは必要なくなるかもしれません。
実は、わたしもこの方法を知ってからポップアップトースターを手放した経験があります。

食パンに魚や脂の臭いがついてしまうのでは?
と、心配になりますが大丈夫です。
網に魚の油汚れが残っていて、パンに直接ついてしまったらダメですが、そうでない場合はパンが焼けるときに出る水蒸気のおかげで、臭いがパンに入り込むことはありません。
また、焼きあがったらすぐ取り出すのがコツです。

レシピの幅を広げよう!魚焼きグリルに使える調理器具

魚焼きグリルに入る調理器具を使えば、レシピの幅が広がります。
ただ、冒頭でも触れたように、魚焼きグリルは300度以上になるので、高温に耐えられる素材の調理器具を使う必要があります。

< 魚焼きグリルに使える調理器具の例 >

  • 直火OKのグラタン皿
  • 鋳物のスキレットやプレート
  • 鉄のフライパン(持ち手が木製でないもの)
  • アルミホイルやアルミ皿(直接火と接触する位置を避ける)

最近では、魚焼きグリルのために開発されたフライパンやプレートが増えています。
続いて、魚焼きグリル調理に便利な調理器具をご紹介しましょう。

グリルピザプレートとスキレットを比較してみた

こちらの写真の左側のフライパンは、「グリルピザプレート」という商品名で販売されている、鉄製の小さなフライパンです。
わたしがこれまで魚焼きグリルに入れて使っていた、直径18cmのスキレットと比較してみました。

まず、大きさは一回り大きい直径20cmです。
これは持ち手を小さくすることで実現した大きさですね。

持ち手はコンパクトながら片手でつかめる最低限の大きさに調整されています。

次に、高さが低いのもポイント。
魚焼きグリルの庫内の低さに合わせて、入れやすい高さになっています。

スキレットは、本体の厚みのせいもあって魚焼きグリルに入れると高さがぎりぎりなのですが、そのスキレットより1cmほども低くなっています。
そのおかげで、魚焼きグリルの熱源に近すぎるのではないかとハラハラすることもありません。

<p>レイエ グリルピザプレート</p>

レイエ グリルピザプレート

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この「グリルピザプレート」、もちろんコンロ上でスキレットと同じようにミニフライパンとしても活用できます。
鉄製なのでIHコンロでも使用OKです。

ふたはついていませんが、我が家の直径20cmのお鍋の蓋がぴったりです。
目玉焼きなど、ちょっと蒸らしたいときに蓋があるといいですよね。

ただ、浅いので炒め物はこぼれやすくなってしまいます。その点は少し注意が必要です。

グリルピザプレートを使ったお料理レシピ

このグリル用のプレートを使って、入れっぱなしでできるレシピをご紹介します。

オープンオムレツ

本当に簡単なのがオープンオムレツです。

<作り方>

2個分の溶き卵、ベーコンやミックスビーンズ、みじん切り玉ねぎなどを合わせて流し入れます。

今回はキノコとトマトペーストも加えました。

予熱しておいた魚焼きグリルに入れて、6分から8分で焼き上がり。
火の通りにくいものを入れる際は、先にコンロ上で炒めてから卵液を加え、魚焼きグリルで焼き上げればOKです。

忙しい朝など、コンロが他のお鍋で埋まっていても、魚焼きグリルを使えば栄養ある一品が同時進行で作れるのは嬉しいですね。

ピザ

魚焼きグリルに最も適していると言ってもいい料理がピザ。
網の上にアルミホイルを敷いて焼くこともできますが、グリルピザプレートのような円形の調理器具で焼くと、成形や取り出しが簡単です。

<作り方>

まず、生地をプレートの縁に沿って指先でのばします。
生地の下にクッキングペーパーを敷いていますが、はみ出た部分が大きいと火が付くことがあるので注意しましょう。

具材を乗せてから、下側をしっかり焼くためにコンロ上で3分ほど加熱します。

そのあと魚焼きグリルに入れ、表面がこんがりするまで3分から4分焼きます。

できあがり。あっという間に焼けるのでびっくりするほどです。

ピザをカットするときはお皿に取り出した方が切りやすいです。
空いたグリルピザプレートに次の生地を入れて、最初の一枚を食べている間に焼き上げることも可能。

< 発酵なし・薄力粉だけでできるピザ生地 >

ピザ生地は作るのにかなり時間がかかる……
と、思っておられる方のために、「今すぐ食べたい!」というときに私が作る生地の作り方をご紹介します。
発酵なし・薄力粉だけでできるクリスピーなピザ生地です。シンプルな材料ですぐできるのがポイント。

<材料 直径20cm 3枚分>

  • 薄力粉200g
  • 水90cc
  • ベーキングパウダー大さじ1
  • オリーブオイル大さじ1
  • 塩ひとつまみ

<作り方>

1.水以外の材料を大きめのボウルに入れ、ざっと混ぜます。

2.分量の水を3分の1ほど加え、粉と混ぜます。

3.なじんだら残りの水の半分を加え、さらに混ぜます。

4.最後にすべての水を加え、なめらかになるまでこねてまとめます。

5.ピザの具材を準備している間、ラップかビニール袋に包んで休ませておきます。

6.3等分して伸ばし、具材を載せて焼きます。

とっても簡単なので短時間で作りたいときにおすすめします。
たったこれだけなので、ぜひ試してみてください!

長芋とひき肉のグリル

少しボリュームのあるおかずも、魚焼きグリルで作ることができます。
肉や火の通りにくい食材は、先にコンロ上で炒めておき、仕上げをグリルでするという手順で作ると失敗なし。
では、「長芋とひき肉のグリル」を作ってみましょう。

<材料 >

  • 長芋10cmのうす切り
  • ひき肉200g
  • 玉ねぎ半分のみじん切り
  • トマトピューレ
  • マヨネーズ
  • 塩コショウ

<作り方>

まず、ひき肉と玉ねぎをグリルプレートに入れ、塩コショウしながらコンロ上で炒めます。

上に長芋の薄切りを並べ、トマトソースをかけます。

魚焼きグリルで8分前後焼けば出来上がり。
お好みでマヨネーズをかけて追加で焼くと香ばしい仕上がりに。

同じ手順でグラタンやドリアも美味しくできますよ。

まとめ

家庭用コンロに付属している魚焼きグリルを、もっと活用するための使い方をいくつかご紹介しました。
高温でふっくらとジューシーに、短時間で仕上げられるのが魚焼きグリルのメリットです。
ソースを掛けたり汁気のある材料を使うときには、魚焼きグリルに対応した調理器具を使ってください。
工夫次第で、いろいろな料理に応用ができますね。
これからは、魚焼きグリルもおかずづくりに活躍させてみてはいかがでしょうか。

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